まあ、絵自体は下手だろうなと思いつつ表現が面白いからという感覚が皆無ってわけでもない。
https://www.pixiv.net/artworks/110374178
↑たとえばこれはモノクロページ見ると指とかが崩れてるというかこなれてないとは思うが、アウトラインのタッチがなんか幅太で「もあっと」しててあまり見ない描き方で面白いなとは思う。
あとは決して非エロで数万ブクマ稼ぐ絵師と比べれば上手いわけはないという絵師もこの描き方が好きというのはある。
その描き方というのははっきり言ってしまえば、模範的な画力を学ぼうとした結果の学習失敗例なのかもしれないが、その失敗例の具体的なあり方というのが作者個々に異なっていて面白いのかもしれない。
ようはこのおっぱいの描き方がエロい、今日はこの描き方の絵じゃないと満足できないと代えが効かないことがありえるのだが、それは、標準的な画力の定義からみて「変じゃないこと」からの逸脱の仕方がある種の傾向性を持っているからじゃないのかなと。
平たく言えば手癖かな。
んでもしその絵師が下手に向上心を働かせて今より絵が「改善」されてしまったら、そもそも私にとってのその作者にのみ見て取れる絵の個性は、「逸脱」によって実現していたのだから、もはや私には何の個性も見いだせない絵になってしまいうる。よくいるラノベソシャゲ絵師と同等になってしまって、そいつじゃなきゃいけない理由がなくなっちゃうんだよね。
絵なんで学んでない人のプリミティブな絵が面白いなどと軽々しくいうつもはないんだ。創作者でそういう人に限ってプリミティブという枠で見てもなんの個性も見いだせない魅力のない絵としか思えないのもあるから。さすがにそういうのには守破離だろって言いたくもなる。
それに一般にはうまいとされない絵に「逸脱」を「良さ」として感じ取ることができる(手前みそな言い方だが)のも、一種の立派な感性じゃないのか。この種の逸脱は個々人に依存する度合いが高いために再現性が低く神秘的だなとも思う。アートの妙というのはさすがに言い過ぎか。
これは発達障害特有(俺発達障害なんだ)なのかもしれないが、絵自体を見る感覚がないわけではない。むしろ今発達障害と診断されるような人間の方が人口としてもし多かったら、俺みたいなのが魅力的に感じる絵が社会的にも上手い絵(パースとかじゃなく感覚のレベルで)とされてる可能性まであると思う。
うまくなった?せいで俺が魅力を感じなくなった作家の例
上手くなる前の好きだった絵。バキュームベッドでの顔のつぶれ具合が醜すぎずちょうどよいぶちゃいくぐらいで抜ける。
https://www.pixiv.net/artworks/110374178
そのあと
https://www.pixiv.net/artworks/112869300
↑もうただのジェネリックきらら風絵師になっちゃって抜けなくなった。半分見限ってる。うまさと引き換えに、バキュベッドの良さを引き出せなくなった「わかってない」絵師になってしまった感がある。
ヘルシングが美麗で緻密な絵なのに比べて、よつばとに対してそれと「相当画力が高い」と同等の評価をする根拠ってなんなんだろうかとは思った。より手間がかかり技量的にも難しい...
ヘルシングは「漫画としては上手い」と言われるタイプだな。 ハッタリ効かせた演出は上手いけど、一枚のイラストとして見るとそうでもない。 書き込みは多いけど緻密ではないし線が...
プロ絵師主催の”辛口イラスト講評”がエグすぎたwww【かかげ先生切り抜き】 https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ431063.html ↑こういう動画あるけどさ。 コメント欄ではうまいのに...
言いたいことはよくわかった。ちなみに文章は全部変なところは感じなかった(笑) そのうえで、それはその芸術家崩れがおかしいんじゃねーのって思うわけよ。もちろんおかしいといく...
うーん 色んな人が描いたりんごの絵があるとするじゃん 「絵」を楽しむ人は「この絵はここがいいな」「この絵はこういう欠点があるけど、個々の表現は面白いな」 とかって楽しむわ...
まあ、絵自体は下手だろうなと思いつつ表現が面白いからという感覚が皆無ってわけでもない。 https://www.pixiv.net/artworks/110374178 ↑たとえばこれはモノクロページ見ると指とかが崩れてる...
うむ、全く反論するところがない 絵なんて好きに楽しめば良いんだから アンリ・ルソーどころか無名な下手くそな浮世絵とか縄文土器とか古代の壁画とかだって作品として十分面白いし...
最近魅力的なバキュベッドを描く絵師商業漫画家ともにいなくてマジで悲しい。(商業漫画ではなぜか男の娘限定でたまに描かれる。女をバキュベッドにいれてほしいな…)よんたろうはい...
これじゃまるで、あまり努力してない結果による偶然の産物を高く評価してるみたいて語弊ある言い方だったかもと自己反省。 でもさっきは大事なのは過程か(努力を重視しない)みたい...
緻密じゃない、線が汚い、バランスが崩れてる、批評的な言葉を並べるのは簡単だけど、「どれぐらいそうなのか」定量的(欲を言えばかつ視覚的に)示してる人ってなかなかおらんから、...
「視覚的に」って実際の絵を見ればええやん。 これ以上なく視覚化されとるやろ。 平野耕太の絵を見て「正確やなあ」とか「綺麗やなあ」とか思わんやん。 うねってて歪んでてデフォ...
見てわからん。軽い発達はある ようは漫画を見てても↓こういう感じ https://anond.hatelabo.jp/20231013182304
そもそも作品に必要な画力の質が違うしな ヘルシングでは細かくてかっこいい絵だろうし、よつばとでは微妙な表情のかき分けがひつようだろうよ
だから先の増田の表現を借りるなら、「その目的に見合った画力さえあれば事足りる」作品ということにならないか。 画力の質という言葉が定義としてなんともあいまいで、定量化して...
確かにな 定量化出来ないし無意味な話だな