私の母は、本能のままに生きている。
考えることと、我慢することが苦手。思ったことはすぐに口に出す。
私が子どもの頃、授業参観に来た母は同級生の男子ばかり見ていた。○○君がかっこいい。授業の感想はそれだけ。
当時私は学年一のワルに好かれて、毎日送られてくる下ネタメールに辟易としながら神経をすり減らす日々を送っていたが、母は変わらずいい子いないの?彼氏欲しくないの?と言っていた。早く孫がほしいとも言っていた。もし赤ちゃんができてもお母さんが育ててあげるから、なんて言っていた。
ある日、私が居間でくつろいでいると、母がドタバタと帰ってきて、「聞いて聞いてー!外で野良猫がエッチしてたー!!」と興奮気味に話してきた。野良猫の交尾に、この人は何をそんなに興奮しているのだろうと冷静に思ったのが半分、あとはとにかく気持ち悪いという生理的嫌悪感。
それは高校以後も続く。
高校で学年一のワルに好かれて取り巻きと共に囲まれ神経をすり減らす日々を送るなか、母は変わらず授業参観が終わると○○君がかっこいい。あのかっこいい子は誰?とニヤニヤ顔でそんな話をした。
恋バナがしたいー!なんて言われたが、すでに母に対して積もり積もった生理的嫌悪感があったため、好きな人ができても隠し通した。
中学生の従妹に彼氏ができたと聞いた時、母はニヤニヤ顔で「高校生になったら、一線超えちゃうよね~」なんて言っていた。
母が気持ち悪い。すぐに性的なことに結び付け、それを顔にも口にも出す母が気持ち悪い。
どうやって?
無理。どうせバレる。
面倒くさい。
じゃあ、いらない。
好きな人ができた時は、好きな人と付き合いたい欲>母に対する気持ち悪さ
となるけれど、好きな気持ちが小さくなった時、突然気持ち悪さが勝って、そして消える。
まして、好きな人もいない状態で彼氏を欲しいと思うことは、まずない。
正直母の精神年齢はとても低いと思う。私はそんな母の精神年齢を大きく上回り、なんとも思わない境地にいかなくてはいけない。
だけどまだ到達できない。
母は自分のことを「普通」と思っており、私のことを「変わっている」と思っている。
変わっているから、彼氏もつくらないし結婚もしないんだ。早く孫が見たかったのに、思い通りにならない。
こんな風に書いたけど、私は母のことが好きだ。
愛情をもって接してくれる母のことが好きだ。
放っておいてほしい。干渉しないでほしい。私が恋愛しようと、性的な関係を持とうと、ニヤニヤ顔でニヤニヤ声で詮索しないでほしい。
女は作らない、男はできない これがベースなんだよね
そんなことよりおっちゃんとスケベしようや
母親のせいにできない環境に自分を追い込んでみよう 一人暮らしをして物理的に距離を取る(親が簡単には家に来られないくらい物理的に離れた場所) 親との日常的な連絡を断つ(年...