2023-09-06

中国の味方をしたいわけじゃないけど、日本政府黒歴史しかない東電が信用できない、という中国側の主張はもっともだと思う。

処理水放出への猛批判 中国政府の「味方」をする日本の「リベラル」への違和感(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース

こと、データの扱いについては、なにかにつけ黒塗りが得意な日本政府

隠蔽改ざんが得意な東電をやっぱり信用することができない。

ALPSについては素人からよくわからないけど、そもそも放出される放射性物質について濃度が基準になっているのはいひとつ腑に落ちない。

ALPS処理して濃度を落とす+希釈して濃度を落とすのセットで放出しているとして、ALPS処理の失敗を希釈ごまかすってこともありうるんじゃないかと。

トリチウム放出管理の年間基準値22兆Bだっけ。トリチウムは一応総量で管理している。それはわかる。でも他の核種は総量として言及されていないしね。

濃度として微量というのと年間放出量の総量として微量というのは違うからね。もちろんトリチウムも他の核種も処理水のなかで分離できないのだとすれば、トリチウムだけを指標にすれば足りるという話ではあるかもしれない。かもしれない、というのは、明確には説明されていない、という意味

こんなことをいうと決まって、科学的な思考ができていない?といって見下す態度がしばしばみられるが、あまり感心しない。

経産省説明、もちろん理屈はある程度通っているよ。上記のような一部不明な点はあるものの。

これは経産省説明をうのみにするかしないか問題

ALPSに関して科学的な分析手法に通じている人は99%いないはず。そういうもの理解しろ、という話ではない。正直、一庶民がいちいち世の中の森羅万象科学的に理解しなきゃならないってことはない。科学的な理解問題ではなく信頼の問題

もちろん一方で、科学的な理解問題として中国側の理解を得られるかもしれない機会はあった。IAEA所属していた中国側の研究者たちへの説明だ。

しかし、まさにそれが不十分であったというのが中国側の言い分だ。ここでちゃん説明されていれば800億円なんて問題起きなかったんじゃないの?

そのあたりの説明が十分じゃないというのは、日本側も認めたほうがいいと思う。

そういう努力をさぼって、庶民愛国的な努力押し付ける、というかそういうのどうなの?

日本人がホタテを800億買うよりも、風評補償するよりも、東電の信頼をあげることにお金をつかったほうがましだ。

海産物生物濃縮については、処理水以前の問題として恐らくかなりの量の汚染水が処理されずにそのまま海に垂れ流されているだろうから、その現状でも近海水産物に大きな影響がないとするならば、万が一、東電の処理水が薄めただけのハッタリだったとしても、まあそんなに心配するほどではないんじゃない、というのが希望的観測

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