駅から少し離れ街灯も疎らになった大通りの先に、一際明るく佇むコンビニエンスストアが見える。
灯りに吸い寄せられる羽虫の如く、私はフラフラとその明るさに導かれてゆく。
ほんの10分ほど前に別のチェーンのコンビニで買ったストロングゼロの缶を一息に飲み干し、ぐしゃりと潰して入り口横のゴミ箱に放り込む。
冷たい夜風に曝された身体に冷たい液体が満たされる、全てが冷えきった肉体の中で胃の腑だけが少しの熱を感じていた。
軽快な入店音と共にガラスの扉が開いて、より一層の明るさが飛び込んできて私の目を眩ませる。
同時に熱気とも形容できそうな空気が私の身を包む、この居心地の良さに慣れてしまうと再度外に出るのが嫌になりそうで、私は早々に買い物を終えることを決意した。
先程と同じストロングゼロ、今度はレモンではなくグレープフルーツの500ml缶を手にしつつ、レジの前のガラスケースを遠目で見る。
何か暖かいものが食べたいという私の思惑を打ち砕くように、普段はオレンジのスポットライトで揚げ物たちを輝かせるホットケースも、水滴に満たされて白くキラキラ光る蒸し器も役目を終え、電気が消されたがらんどうの中身が寂しそうで、明るい店内で一番暗い場所のように感じた。
空っぽで寂しげな真っ暗い部屋、私がこれから帰る部屋みたいだと自嘲する、まだ酔うには早いはずなのだけれど。
売れ残ったお弁当やおにぎり、ブリトーを眺めて、あれも違う、これも違うと迷っていると、目の前に大きなソーセージが飛び込んできた。
「シャウエッセン史上最大!」そんな呼び文句の横に「レンジでOK!」の文字を見つけ、思わず手に取った。
ストロングゼロの缶と同じぐらいの長さのソーセージをレジに並べる、私の「あたためお願いします」の言葉にレジの留学生とおぼしき若い外国人男性は少し戸惑っていたようだったが、「開けて温めるみたい」と私が言うと恐る恐る封を開け、レンジに掛ける。
「オマタセシマシタ」
袋はいらないといった私に一つずつ商品が手渡され、左手にストロングゼロ、右手に巨大ソーセージという珍妙な格好で、ダンジョンに潜り込む勇者が如く、再度暗く寒い夜道へと切り進んでいく。
ソーセージを一齧り、追い掛けるようにストロングゼロをごくりごくりと飲み込む。
あぁ、思っていたよりもずっと美味しいじゃないか、吐いた息が白くなって夜空へと昇ってゆく。
生きてて良いことなんて無いけど、死ぬほど悪いことも無いな、そう思いながら私は家までの残り15分ほどの帰り道、恐らく途中にある最後のコンビニでもう1本お酒を買うだろう、などと考えつつソーセージをもう一齧り、またストロングゼロを飲み、また歩き出すのだった。
カルパスかアタリメのどっちか買いなされ ストロングゼロはやめろ。歩きながら、軽い運動しながら飲むようなもんじゃない
歩きながらならファミチキとかそういう系のやつ まあ鉄板だよね。別にLチキでもセブンのでもいいが。てか基本的に〇〇チキンは冷めたらクソマズくなるため持ち帰って家で食うもので...
いかり豆。油分と塩分が酒に合う合う。油分と塩分が多いから気をつけろ。
ローソンのキャンディーチーズ ブラックペッパー
歩きながら飲み物を飲むと一瞬鼻の孔におしよせてくるので鼻の孔洗浄液みたいになるやんけ むせる
キャップのあるアルミボトルチューハイが出てから歩き飲みしやすくなったね。 手がふさがるから片手で食えてゴミが少ない駄菓子とかホットスナックとかがいいけど夜中だとフライド...
そのあたりはコンビニの冷凍食品でなんとかしてるわ。
歩きながら飲むなよ。しかも3本も。 こういうオッサンが人気のラーメン屋で並びながら飲んでたりするから怒りを覚える。
よくそんなに飲めるなあ
ファミチキをたまごサンドに挟む。必ず、ホットじゃなくて、普通の方で。
コンビニからコンビニに歩いて日本一周して欲しい
うちの近所のコンビニはまだ自動ドアになってないとこあるんだよね ググったらチェーン店によるわけじゃなく店によるみたい
実際にやってみた記録 結論:自分には向いてなかった。 経緯:外食で晩酌はしたが飲み足りなかったので、最寄駅そばのコンビニで酒(梅沢富美男サワー。500mlは流石に消費し切れなさそう...