この何年か、趣味の活動で仲良く遊んできた友人がいます。その人とは、あるときは共有の友人たちと何人かで遊んだり、またあるときはふたりだけで出かけたりと、いろいろな遊び方をしてきました。
その友人から先日「今後はふたりだけで出かけるのを控えたい」と告げられました。
聞けば、一年ほど前に付き合い始めた恋人との結婚が決まったそうです。そしてその方から「今後は自分以外の異性とふたりでの外出を控えるように」と告げられたのだそうです。
なるほどそれでは今後はみんなで遊びましょう。あなたしかつきあってくれないようなニッチな趣味のイベントもありましたが、それはこちらでなんとかするしかないですね。とお伝えしたのですが、日が経つにつれ、なんだかもやもやした気持ちになってきました。
昭和の昔ではあるまいし、結婚したら他の異性とはふたりで出かけてはいけない、というような価値観が今も生き残っていたことに驚いている、というのが正直な気持ちです。わたし自身、20年をとうに超える人生の中で、さまざまなタイミングで出会った友人たちと、それぞれの距離感で付き合いを続けてきています。グループで遊ぶ人、マンツーマンで遊ぶ人、特定の趣味の仲間、呑み仲間、お茶友だち。パートナー、という立場からその関係を断ち切らせるようなことをする人がいるのだ、友人はその人の価値観を良しとして、わたしとの関係を断ち切るのだ。そう気づいたら、なんだか腹立たしいような、情けないような気持ちが湧いてきたのです。
もしもわたしが、自分のパートナーから同じことを要求されたら。なにをふざけたことを憤り、ならばあなたとは一緒にはいられない、と別れを切り出すのではないか。幾人もの大切な友人の顔を思い浮かべながらそんなこと考えました。
もちろんそんなことは、当人同士が話し合って決めることで、本人がそれで納得しているなら、外野が口出しするようなことではないとわかっています。
だけど、なんだかイヤな予感がします。ことはこれだけでは収まらないのではないか、と。
次は「自分がやらない趣味の活動は控えて欲しい」「自分以外の異性との私的な交流は控えて欲しい」と、案外早い時期にエスカレートするのではないか。その延長線上には、ネットでたまに炎上する「ガンプラを勝手に捨てる奥さん」が控えているのではないか、と。
友人とはいえ所詮は他人です。相談を受けたわけでもないのに、パートナーとの関係性に差し出た口を挟むわけにはいかない。それはわかっています。本人を説得して翻意を迫る、そんなことがらでもありません。これはわたしの我が侭ですが、友人の価値観がわたしと似通ってくれていて、いつか理不尽に気づいてこちらに帰ってきてくれるといい、そんな風につい期待してしまいます。
なんかこういうのきもいよねー
性別を特定できない文章になってるけど、語り口から明らかにおっさんww
「ガンプラを勝手に捨てる奥さん」に言及してるあたり、ワンチャン相手が男性で元増田は女性の線もあるのでは
自分なら別れるとか大見得切ってるけど、お前は既婚なの?