・ナノマシンにより女の脳改造して支配者の命令に従うようにする
・話術で女をマインドコントロールする
洗脳、マインドコントロールなど 他にもいろいろ考えたけど、どれもしっくりこない。
結局、弱い男が他人を支配したいっていう欲求を満たすのは難しいんだろうなぁ…………
強い男なら女を支配して好きなようにできるけどね。
まあそんなことはどうでもいいや。
「うおおぉぉぉーっ!」
『ゴブゥ?』
「おらあっ!!」
その瞬間、俺の手刀がゴブリンの首筋に吸い込まれるようにして入り込んだ。
ズドンッ!! 鈍い音とともにゴブリンの頭が吹き飛び、地面に転がる。
『ゴブッ!?』
仲間が一瞬で殺されたことに動揺したのか、他のゴブリンたちがたじろぐ。
「おらああぁっ!!」
ドサッ……
最後の一匹を倒したところで、俺は大きく息をつく。
「ふぅ~」
年齢は24歳。
俺がこんなにも強くなったのには理由がある。
そんな時だった、俺の前に女神様が現れたのは―――
「どうしたんだい太郎?どうしてそんなに落ち込んでいるんだい?」
そう言って女神様はニヤニヤと笑い始めた。
「他者はお前の存在を否定しているが―――お前には特別な才能がある。私にはそれで十分だ」
「奴らはお前に嫉妬しているのさ」
女神様のおかげで俺は生きる希望を取り戻し、前を向いて歩き出すことができた。
そして俺は生まれ変わったのだ。