2022-02-26

ジャンクヘッドの面白さを100文字で納得させてみろ

つまんなかった。

話題になっているから見たけど「凄い長いストップモーションアニメだね!凄いね!」で終わってしまう。

モルカーは人間の愚かさと可愛さの塩梅が楽しかったけどジャンクヘッドはそういうのも特にないよね。

もうちょい具体的に考えてみるか

ビジュアル:50点

 ストップモーションとしての品質は高い。でもそれ以上がない。CGばりの最新映画と比べると画面に安っぽさを感じる。意図的に安っぽくしているんだとしてもそれが画作りの面白さに繋がりきれてない印象。最初は物珍しさで凄い気がするけど30分ぐらい見るともう退屈になってくる。同じような質感、同じような小道具、同じような証明の当て方、物珍しさという作品が持つウリがどんどん失われていく。ジオラマ作りにおいて光源や影の効果コントロールしきれておらず作品全体の縮尺が分かりにくくなっているのも減点ポイント

サウンド:30点

 作品として最低限。完全に自主制作映画レベルしかない。圧倒的にマイナスと言うほどではないが加点要素は皆無。ただ、作品内で使われている独自言語が単なるハナモゲラ語しかないのはちょっと寂しい。モルカーのプイプイは聞いてるだけで可愛くて幸せになれたが、この作品のモニョモニョ喋りはただ無意味な音声がそこにあるだけ。

ストーリー:30点

 場面転換を繰り返すにあたって違和感が発生しないようにする程度の意味しか感じられなかった。シーンNとシーンN+1接着剤連続といった感触ポストアポカリプス的な雰囲気を作ることには成功したがそれを物語として展開することが出来なかっった印象。

世界観:50点

 感じは出ている。ただオリジナリティは見受けられない。受け手が既に持っている既成の概念を利用して作品内での説明時間節約することに意識が向きすぎている。10分のアニメであればこれで正解なのだろうが2時間近くの映画にするならもうちょっと作品内で独自世界を広げてよかったのでは?


個人的にはちょっと物珍しさの有る50点の映画だなー。

でも世間じゃこれが80点ぐらいの作品として扱われているんだよなー。

不思議

  • 新海誠の最初の頃のアニメも単なる「ひとりでつくったアニメという物珍しさ」成分が過多だったことを思い出した。

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