「俺が先陣切って社内改革進めてるから、現場監督としてお前には戻ってきてほしい。この社内改革はお前が戻ってきてくれるかで大きくベクトルが変わる。」
もうこれ以上、給料も技術も上がらないと悟った俺は一昨年の夏会社を辞めて別の会社へ転職した。
駒として使われる日々に嫌気と焦りを感じ、
会社を辞めた。
「今、社内改革を進めている。みんなが働きやすく、誰もが技術も給料もちゃんと上がる組織に変えようと頑張っている。」
「お前の技術力はみんな知っている。俺だけでなく周りも戻ってきてほしいと思っている。お前には現場監督として戻ってきてほしい。」
「もちろん待遇は優遇する。働きやすさもかなり変わった。当時の会社とは思って欲しくない。一度話しよう。」
なんか熱量がすごかった。
本気で変えようという熱量がすごかった。
話を聞いて熱さにやられた。
完全なる間違いを起こした。
なにもかもが違った。
スムーズに進んでいると話していた社内改革は全く進んでいなかった。
技術力、仕事の質、仕事への向き合い方、お客さんへの向き合い方、社内雰囲気、社内制度、社員の質、、、
それでも会社をよくしようと動いてるその先輩を目の当たりにして協力しようと裏でめちゃくちゃ動いた。
なんの意味も無かった。
会社全体が合意をした上で動いているのかと思ったらそいつがただ空回りしているだけだった。
上の人間にしっかり話すら通せていなかった。
ただ、何も変わらない状況に下の人間たちは振り回され不満しか積もってなかった。
「何も分かってない下の人間の話なんか聞く必要ない、俺が一番会社の問題点は分かってるからただ俺についてくればいいんだ。」
そんなことを吐かれた。
何も変わってない中で目の前の仕事をこなしながら上と下の架け橋となろうとした。
「お前らいろいろ言ってるけど俺が一番この改革に賭けてるから。全部知ったようなこと言ってんじゃねえよ。」
完全に心が爆発した。気持ちが爆発した。もう自分で自分を支えられなくなった。
会社をサボった。
本当に何年かぶりに泣いた。
涙が止まらなかった。
何してんのか本当に分からなくなった。
辛いを通り越して毎日が無だった。
正常な判断なんか出来なかった。
全員が敵だった。
結局言い出しっぺの先輩も会社を辞めるらしい。
あっという間の一年だった。
来年は少しでもいい年にしたい。
なるといいな。
ただそれだけを祈ってる。
先輩も悪いが会社もゴミだね おつかれ
先輩から「また一緒に働かないか?」って電話がかかってきそう
今年は本当にひどかった。本当に無駄で怠惰でしんどい一年だった。元増田さんもお疲れさまでした。