2021-11-12

昔の趣味友のフォローを外した

学生時代趣味友と20年ぶりくらいにツイッターで繋がった。

界隈では結構フォロワーがいて、時折プチバズって、その一つがリツイートされてきて、ユーザー名が特徴的かつ知っているもので、連絡したら趣味友の垢だとわかってお互いにフォローした。

趣味ツイートおもしろくて、意外な才能を感じつつも楽しんでいた。

問題日常ツイートで、嫁LOVEを顕示することだった。

今日誕生日なのでこんなサプライズを用意しましたとか、週末は嫁にこんなサービスしましたとか。

それを見たフォロワーが「素敵な旦那様ですね。うらやましい!」みたいなリプライを返すのまでがワンセットになっていた。

俺はこの歳まで独身で、素人童貞で、結婚なんて夢のまた夢。

昔はお互い非モテで、どこかに俺たちのようなのを好きになってくれる女の子はいるのだろうか、みたいなことを話していた。

実のところ趣味友の嫁は、界隈で俺が知り合って、趣味友を含むグループに紹介した人だ。

嫁は俺のタイプではなかったが、二人はグループ内で意気投合して、卒業して何年かしたあと結婚したらしい。

当初、夫婦の仲睦まじい様子は微笑ましかったし、正直に言えばうらやましくもあった。

フォローを外したくなったのは、結婚出会いに関するツイートに触れたからだ。

曰く出会いはどこにでも転がっているが、パートナーとの関係を維持する意志の力が何よりも大事で、そのための努力を惜しまないことが重要だという。

お互いへの思いやりができれば、すべてがうまくいくのだと。

パートナー出会えずにいる俺をバカにしたわけではないだろうが、ひどくカチンときた。

だって非モテ彼女もずっといなかったのを知っているし、クラスメイトでも何でもない俺が紹介した女性結婚していて、出会いが「どこにでも転がっている」わけではない経緯もわかっている。

勝ち組は、自分幸運だという自覚もなく、達成は簡単だったという印象が残るだけのことなんだろう。

俺はうらやましいうちに、妬ましくならないうちに、趣味友に黙ってフォロワーから外し、フォローも解除した。

これ以上幸せ棒で殴られ続けたくなかったからだ。

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