2021-09-15

https://togetter.com/li/1774289

モチベーションは適切なコミュニケーションいくらでも向上させることはできる。「エー勉強なんか嫌いだヨォ」という生徒ほど勉強プラス講師コミュニケーション時間を取り、それなりに楽しい時間演出できれば多少なりとも伸び代はある。中三ABC書けなかった生徒も覚醒すれば夏までに中一範囲くらいは何とかなったりする。ただ「塾に来る、講師雑談する、雑談楽しい、ついでに勉強する」のサイクルを回すことができれば大体は勝手に伸びてくれる。そこで「この生徒はダメだな」と講師勝手に見切ることは生徒に失礼だ。

ただ、モチベーションの低さが特に家庭環境に起因する場合はその限りではない。元々の性格発達障害など本人起因で学習が難しい生徒もいるが、保護者学校理解が得られている生徒は周囲の助力で本人なりの努力が出来ている。しかし、特に受験などはスポンサーの協力がないと伸ばせる子も伸びない。特に「塾に課金すれば勝手に成績が伸びるに違いない」と思っているスポンサーは全ての責任塾講師にあると抗議することが多い。そんなことを言われてもかけ算九九がまともにできない中学生相手に一介のバイト太刀打ちできるはずもない。知ったような口を叩くブコメも多いが、その状況からの救済にはかなり気力と精神力を使う。ほぼカウンセリングみたいなものだ。もう辞めてしまったが、時給1000円台の仕事じゃなかった。今からでも特別手当欲しい。

更に何が原因なのか全くコミュニケーションが取れない生徒もいる。会話が全く噛み合わなかったり、ずっと黙り続けたり、塾にすら通えなかったりと様々な困難がある。会話ができないというのは、「この算数問題は難しい?」という問に「私は社会が好きだから今日学校で褒められたんだけど消しゴムなくしちゃった」という答えが返ってくるくらいのものだ。もはや学習以前の問題で、モチベーションの低さで説明できるものではない。カウンセリングに行って欲しい。塾講師カウンセラーじゃないし、どちらかというとスポンサーカウンセリングに行って欲しい場合も多い。

最近勉強苦手な子専用補習塾」みたいなものを見かけるけど、多分本当の意味でできない子はそういうところには行かないと思う。そこまで子供が出来ないことに気がついているスポンサーならば、大抵の「やれば出来る」枠にあげられる気がするからだ。デキナイヲデキルマンさんの「できないに気づいたらできるのだ」が真理だ。モチベーションより自覚だ、自覚

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん