2021-05-18

マイナンバーカード電子ペーパー式にすればよかった

現状、マイナンバーカード市民が使う上で、「カードNFCタグである」ことが大きな障害となっている。読み取り可能デバイスは限られ、ブラウザの他に専用アプリインストール必要であり、高齢者等のIT弱者にも広く使われるべきシステムとしてあまりハードルが高すぎる。

これを解決する手段がある。マイナンバーカード電子ペーパー式にすればよかったのだ。表はモノクロ電子ペーパー、裏面はカラー顔写真とシートボタン式のテンキー。裏面の「個人情報」または「個人証明QRボタンを押下し、テンキー暗証番号入力すると、表に所望の情報が表示される仕組みだ。欲を言えばテンキーの代わりに指紋認証センサを埋め込みたいところだが難しいだろう。

特筆すべきは個人証明QRである。これは毎回異なるQRコードが表示される。そしてこのQRコードを総務省APIに送りつけることで、正しいQRコードであるか、また過去にも使用されたQRコードでないか検証され、有効QRコードであることをもって本人確認とできる。これにより、本人確認必要電子サービスではスマホカメラQRコードを読み取ってもらうだけでよくなり、NFC機能付きスマホも専用アプリ不要となる。さらに、税金手続き等のため企業マイナンバーカードコピーを送付するのあの儀式を、高いセキュリティで実現できる。

コストが気になるところだが、カード1枚1000円としても全国民に送付して1200億円。現状のマイナンバーシステム体たらくを見るに、安い投資ではないか

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