本当は大学に行かず専門学校に行きたかったけど、事情があって出来ず
でもアラサーをだいぶ超えたところでやっと願いが叶った
今までの人生であれほど学校が楽しいと思えることがないってくらい楽しかった
自分のやりたい分野で、そして同じジャンルを目指す仲間たちと切磋琢磨するってこんなに楽しくて刺激的なんだと思った
専門に行くまでの生活はとにかく辛かった
その時は無理やり完治したふりをしたけど、結局大学生になっても親に隠れて精神科で薬をもらいながら日常生活を送っていた
駅のトイレで涙が止まらなくなり失神し、救急車を呼ぼうとする警察にこれまた泣きながら「誰にも言わないでください」と何故か土下座したこともあった気がする
自分の部屋のベッドの上以外で自分がきちんと認識できる日がなかった
けど専門学校に行ってからはついに精神科にいくことも薬を飲むこともなくなった
本当に毎日が楽しくて充実していた
やっと人並みの青春を味わったと思った
私と私が周囲が偶然おかしかっただけで、人ってこんなにも優しいんだと思った
けど時期が悪かった
第一志望の内定先から一ヶ月分の給料とともに辞退のお願いをされた
正社員が無理ならアルバイトで…と頑張ったがシフトが少なく生活費がまかなえるほどではなく、学費を一括で払ってすぐの自分には厳しかった
幸い年をとってすごく柔和になった両親は「もう少し子供らしくしていなさい」と実家にタダで住まわせてくれた
「コロナのせいとはいえ、一度は内定を貰えたんだから諦めずにこの分野で頑張ろう」と介護のアルバイトと副業でフリーランスをしながら就活を続けた
もうこの分野での就活は諦めようと思う
けどこういう形でいきなりフリーランスじゃなくて、きちんと正社員で下積みを経験したかったなー
その時にはアラフォーになってるかな
新型コロナウイルスが心底憎い
けど今が一番自分の思い描いた人間らしい生活を送っている気もする
でもやっぱ憎いな