2021-04-04

僕は池江さんを応援できない

池江さんがオリンピック代表内定してとのことで、おめでとうございます

大病を患い、一年以上、競技を離れながら、強う意思不断努力によって競技に復帰するだけでなく日本トップに返り咲くなど、多くの人に勇気と感動を与えてくれました。

東京オリンピックでも活躍を期待しています

と、テンプレート祝辞を述べた後に本音を書きたいのだけど、僕は池江さんを応援できない。池江さんを応援できる人は、池江さんに自分自身投影している人だけだと思う。

僕は冴えない社畜なので、オリンピック代表になれなかった候補者自分自身投影する。

努力しても結果が出ない人に自分自身投影する。

池江さんに負けた選手は何も悪いことをしていない。オリンピック代表候補になれる人は、池江さんと同じくらい努力をしているはずだ。

彼女病気と戦っている間もオリンピック出場を目指して、素人には想像もできないような辛い練習をしてきたのだと思う。

それが、一年ブランクのある選手に抜かれてしまった。練習量だけいけば池江さんよりも圧倒的に多いのに。練習効率だって科学的な練習が広まりコーチ協会で共有されている現在、それほど違いはないと思う。むしろ「池江さんがいないから出場できた」などの下らない後ろ指を指されないために今まで以上に努力をしてきたのだろう。それなのに負けた。「努力する天才」には勝てなかった。負けた理由は「天賦の才」の違いだ。

オリンピックを開催に関する議論の中で無観客でやった方がよいとう議論がある。

この論陣を張る人は「選手オリンピックに出るために数年間頑張っており、オリンピックに出て、メダルの色でその後の人生が変わるため」と主張する。

オリンピック金メダルを目指して頑張っている人のためのものであるというのであれば、池江さんに負けた選手はここで既に人生が暗転してしまった(3年後のパリオリンピックを目指すという選択肢もあるが、年齢的に今年が最後の人もいただろう)

負けた選手は、何か悪いことをした訳ではない。同時代に「天才」がいた。

それだけで人生が変わってしまった。

池江さんのオリンピック出場からわかることは「努力する天才」には勝てないということ。

努力すれば報われるとか努力すれば夢が叶う。とかは周りに「努力する天才」がいれば実態を伴わない空虚言葉に早変わりする。

オリンピックが開催されるかどうかわからないが、開催されるなら池江さんには頑張ってほしい。池江さんが頑張ることで同じ病気の人で苦しんでいる人に頑張ろうと思う気力と勇気を与えることができるから。これは池江さんにしかできない。

そして、冴えない僕は身の回り天才がいないことを神様にお願いしながら、努力を続ける。

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