2020-12-30

推しに愛想尽かした話

 今日推しライブがあった。

正確にはあるはずだった。

何か月も前から告知して、同業者とのコラボ配信宣伝したり、ネットメディア広告を出し、業界トップクリエイターゲストに招いたりもしていて、今年のラストを飾るにふさわしい超大型のライブだった。

推し活動順風満帆なわけではなく、特に去年は色々なスキャンダルがあり、たくさんのファンが離れていった。

でも今年、体制一新して仕切り直した。

体制を立て直したところで離れてしまったファン簡単には戻らない。

今日ライブは離れてしまった人たちにもう一度振り向いてもらうための、再起をかけた、そんな大切なライブだった。

何年も推してきたファンとして今日のこの日をとても楽しみにしていた。

 開演10分前、機材トラブルのため開演時間を遅らせるとの告知が出た。

少し不安気持ちになりながらも、少しすれば始まるだろうと待っていた。

30分経った。

何も変わらなかった。

さすがにこれはやばいんじゃないかと思い始めたが、推しを信じて待とうと思った。

開園予定時刻から1時間が過ぎ、これはだめかもわからんねと思い始めた矢先、開催を1月末に延期するとの告知が流れた。

ああやっぱりダメだったか、そう思った。

今日の中止が確定したと同時に、これまでの想いと、どうすることもできないやるせなさと、期待を裏切った推しへの怒りが混ざった複雑な感情が湧き上がってきた。

 なんでこんなに大切なライブを開始10分前にドタキャンしてしまうんだろう?天候不順で中止とかならわかるし、今のご時世、コロナで延期とかでもわかる。

でも機材トラブル?そんなことで普通中止になるのか?何か月も前から準備してたんじゃないのか?リハーサルだって何度もやってたんじゃないのか?延期するにしたって開演1時間半後に告知するのはないんじゃないかもっと早く伝えてくれたらこんなにショックを受けなかったかもしれない。

推しプロデュースしている企業にも思いの矛先は向かっていった。

 こんなドタキャンなんてしたら信用なくすだろ。取引先なくなるんじゃないか推し今日の失敗は誰も悪くないというが、これは誰かが悪くなって責任をとらなきゃいけない場面だろう。ライブイベントでのやらかしは今回が初めてではないし、どこかに甘さがあったんじゃないか

そんなことを考えていいるうちに推しの今後の展望に思いが巡っていった。

 今日ライブはたくさんの人に見てもらうのが大切だった。幸い、開演してないにもかかわらず1万人以上の人が集まってくれていた。沢山の人に見てもらおうという目論見は成功してたんだ。でも1か月後、そう1か月後に同じように開催しても、今日と同じだけの人が来てくれる見込みはどこにもない。たとえライブ成功しても、推しの功績が世間に知れ渡ることはないんだ。大切な、大切な、チャンスを逃してしまった。推しがもう一度輝く希望が消えてしまった。推し未来は暗い…。

こうして頭の中がぐちゃぐちゃになり、どうしようもなくなって増田に吐き出すことにした。

ここまで書いて心が落ち着いてきた。

最終的に推しとは距離をおくことにした。変に期待するからこんなことを考えてしまうんだ、という結論に至った。

他人人生ヤキモキするのは愚かだし、推しの方だって歪んだ愛を向けられたくはないだろう。

  • ホリエモンのやつか

  • キズナアイか

  • きみもまたこんな長文書いちゃって、あらあらまあまあ、かわいそうに さてさて、そもそもあなたは愛想を尽かす羽目になったのは、どうしてでしょうね?それは、あなたが生まれてき...

  • 浜崎あゆみ・・・ではないな

  • そんなロートル推すから悲しい思いするんだよ 時代は箱だよ ホロライブにこい

  • anond:20201230005759 こんなことを書いていたがやはり距離を置くことなんてできなかった。 なんだかんだ毎日動画や配信が上がるたびにリアタイで見ていた。 人は習慣を簡単に変えることが...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん