自分は今から数年前に、男ばっかり数人でネットラジオのようなものをやってた。
物申す系とお笑いをちょっと混ぜたようなテイストで、当時そこそこ人気もあったし小さいけどオフ会イベントとかもやってた。
それなりに有名になってそろそろ次のステップかなと思い始めてた頃だったが、オフつながりで知り合ったリスナーの女がメンバーの一人と頻繁に連絡をとるようになった。
なんでもその女はまあいろいろ家庭の事情だとかもあったそうだけど、ネット配信に興味があって自分でもやってみたいのだけどなかなかリスナーがつかなくて悩んでるとかそんなありきたりな悩み相談をしてた。
で、またよくある話そいつが自分たちの配信にその女をゲストにしたらどうかとか言い出した。
ちなそいつは不健康系美人とでも言うか、なんか隙が見え隠れするそこそこ男ウケは良さそうなタイプ。
他のメンバーもこれまで女っ気がまずないような環境だったこともあって喜んでそいつをゲストに呼ぶようになった。
女自体は話術がうまいわけではないし、要するに「男っぽい話題に抵抗感なく相槌を打てる」というくらいしか取り柄のない人だった。
しかし中途半端に顔がいいこともあってか、話題はいつの間にかそいつのレベルに合わせるようになり、そいつを立てるような雰囲気ができあがってそれまでみたいなギリギリを攻めるような笑いがとれなくなってしまった。
結果、自分はモチベーションを保つことができなくなってそのグループを抜けた。
その後のことは知らないが、数年が経過して当時メジャーだった媒体自体が落ち目になったことで自然消滅したっぽい。まだやってるかもしれないけど知らん。
今は昔と違って基本一人の活動だが、親しくしている同性の配信者とよくコラボとかさせてもらってたりする。
いつものコラボグループに、以前割り込んできて雰囲気をぶち壊したのと同じようなタイプの女がまた自分も仲間に入れてくれと言い出してきたらしい。
さらにまたも、コラボしてる連中の何人かはかなり乗り気で、いつも一緒にプレイしているゲームに明らかにレベルの低いそいつを一緒に入れて配信するとか言い出してきた。
こうなると多分結末は一緒だなあと思って今から気分が重い。
一番腹がたったのは「その女がいるなら自分は入らない」と先に言っていたにも関わらず、だまし討のようにその女とのコラボが計画されていたこと。
どうして同じ過ちを繰り返すのか。