2020-10-03

日本学術会議騒動について研究者として思うこと

国内研究の取りまとめと発信をおこなう機関である日本学術会議の会員候補者任命について大騒ぎになっているが、まぁ研究に携わらなければなかなか耳にしない組織だろうし、ぶっちゃけ研究者でも大多数は直接的に関わる機会はないので、あーなんか国内学術組織が周知される機会になったなぁハハハ・くらいの感覚しかない

まぁ今回の6人が任命から外されようが研究自由剥奪されたとは一切思っていないので、普段研究科学ことなんか何一つ重要だと思っていない政治家の皆さんがここぞとばかりに鬼の首を取ったように自由ガーというのは心底うんざりなのでご遠慮いただきたい

特に、2位じゃダメなんでしょうか?とかクソほどアホなことをほざいた方が言う台詞じゃないでしょうよ)

大体、大半の研究者にはこの会議の会員任命権もないわけで、会員が研究者の代表だなどと言われた暁には何寝ぼけたこと言ってんだこのボケ、以外にどんな返事ができようか

ただ、日本学術会議科研費の採択可否判断を直接的に下す機関ではないにしても全くの無関係でもないので、研究計画を立てて研究費を申請する立場としては、どの分野であろうが研究の意義よりも個人的思想を優先するような御仁には国内学術を仕切る立場にいて欲しくはない

思想が傾倒していてもそれ抜きでフラットに発信できる御仁なら特に文句はないが

研究成果の社会への還元研究者の義務であって、それを四六時中考えてる研究者の方が希有とは思うけれど、個人思想優先の御仁が発信に注力する研究内容は言わずもがななわけで、研究の意義や実現可能性の低さゆえの不採択は力不足を呪って努力するしかないにしても思想に沿わないが故の不採択はさすがに誰もどうしようもない

しかし今回任命から外された面子ほぼほぼ憲法法学分野に属していて、個人的にその分野は何を以てして業績となるのかだったりどれくらい他分野との領域横断的研究をやっているのかは知識がないので、分野の違いによるものなのかは興味深くはあるところ

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