2020-09-02

早口相手を倒そうとする(多様な)人たちに疲れた

はてなブックマークトップページ毎日のように見ていると、いろいろな立場から当事者として意見を表明したり、そうでない人も加わって多様性に関する論争が行われているのをよく見かける。政治的立場人種性的指向ジェンダーアイデンティティ発達障害難病、等々。

多様な立場の人たちがいて、さまざまなニーズがあり、周囲の人々は配慮必要としている。そういうことがわかるのは、おそらく、いやきっといいことなのだ。多様な立場の人々がお互いを配慮しながら共存できるようになればなるほど、社会は強くなっていくはずだから

それは頭ではわかっているつもりでいる。でも最近は、ちょっと疲れてしまった。

多様な立場の人たちが、自分のことについて、相手のことについて、意見を表明する自由はある。

だがそれは、相手完膚なきまでに叩きのめそうという情念をもって、口汚く相手を罵っていいということをただちに意味しないはずだ。

職業的ライターでもやっていない限り、インターネット上に人が書き綴るもの編集を経ていない。情念に任せて書き綴った攻撃的な文章直ちに放出され、拡散され、読んだ人を直撃する。

はてなブックマークトップページには多様な意見が出てきていると思う(左翼的偏向があるという指摘はさておき)。それはおそらく価値のあることなのだと思う。

問題は、編集を経ていない攻撃的なテキストを、こちらの意思では思うように避けられないことだ。

いかにも早口で喋っていそうな、情念に駆られた人の語り口そのもので、論争相手を口汚く罵るテキストが目に入ってしまい、なんというか、疲れる。

暴力的テキストを見かけて、そっ閉じする前に、一定フィルタリングができるようになりたい。

はてなブックマーク自体を見ない方がよいのだろうか。

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