2020-08-29

コンテンツは「本当には好きじゃない人」が支えてる

ファンには三つのステージがあると思う。

ステージ1:受動ファン

より悪意的なフレーズにするなら「にわか」。

情報積極的に自ら探すことはないが、対象に対して好感は抱いており、きっかけさえあれば行動にも起こす。好きではあるが、熱烈ではない。

公式アカウントすらフォローしないかフォローしていても見返すことはない。

ステージ2:積極的ファン

それなりに夢中になってコンテンツを追いかけている人間だが、後術のステージ3とは大きく熱意が違う。

所謂マイブーム」として熱がついている状態であり、とにかくなんでもかんでも情報収集しようとする。

クリエイティブタイプであれば絵を描いたり手芸などの分野で表現し始める。(※本業である場合ステージ1でも発生する)

ステージ3:アイデンティティファン

そのコンテンツに一生を捧げるレベル感のファンコンテンツ人生

不祥事が起きると眉間にシワは寄せるがファン活動を取り止めることはない。むしろ不祥事で傾いたコンテンツ応援しようとすらする

とにかくコンテンツを中心に人生が動いており、それを中心に生活を組み立てたり、関連した分野を仕事にする人間もいる。

「本当に好きならそんなことで辞めたりしない」問題

最近でもグラブル引退noteがバズったり、しばしば耳にするこのフレーズだが、これはステージ3のファンがいいがちな事であるという事実を踏まえておいた方がいい。

ステージ3のファンはそれが人生のものまでのしあがってしまい、それはもちろん本当に好きという事なのだろう。ステージ3から見たら、1,2の熱意のなさは辟易にも値するものだ。

だが、コンテンツを支える大勢は、本当に好きでない人だ。本当に好きというのが、どう足掻いてもしがみついて離れないという意味なら。

私もまたあるコンテンツステージ3のファンである。だがこのコンテンツからはもはやステージ3以外のファンがいなくなってしまった。これはとても寂しいことだ。

どうかステージ1,2のファンを、ファン同士でもっと大事にしてほしい。

本当に好きだったら~とか言わないであげて。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん