自宅でテレビを見ながらのゆるくて質素な誕生日会、のはずだった
でもお酒が入って気が大きくなったのか、みんな語る語る
内容はまあいい、話し方が気になって仕方なくて居心地が悪い
とにかく上から目線で、自分が優秀で、自分の持っている情報が正しいという前提で話が進むのだ
酒だけでなく、政治の話ができる自分や政治の話ができる知り合いがいる自分に酔っているようだ
色々あるが一番ムッとしたのはコロナ禍で失業者が大量発生していることについて
「10万人と言っても日本人のほんの一部でテレビ報道が煽り過ぎなだけだ、大したことではない」
「やめさせられるようなやつは無能なだけだ」
テレビが煽り過ぎはまあそうだろうが、大したことがないとは私には思えない
コロナ患者数もそうだが、人的被害が出ているときは割合だけでなく数値そのものも見るべきだと考えている
都合よく辞めさせられた人ももちろんいるだろう、でも契約の切れ目で更新してもらえなかった優秀な知人も知ってる
職場がブラック過ぎてコロナハラスメントに耐えられず辞めた優秀な友人も知っている
過労で体調を崩して辞めざるを得なかった人もいるだろう
というかその前に、「自分は優秀だから辞めさせられるとかないけど」という傲慢さが気になる
普通に働けてる、普通に生活できているのは、正直運と縁だと思う
たまたま会社が辞めさせないといけないほど危機的状況にならなかっただけ、たまたま会社と自分の実力がマッチして気に入ってもらえただけ
ていうか姉に至っては休業で給料が7割になったときに発狂して電話越しに親に怒鳴り散らかして泣かしてたじゃん
状況が落ち着いたら全部忘れたのか、都合のいいとこだけ思い出して「勝ち組」を語り「負け組」を馬鹿にするのか
日本人が政治を口にしない背景に、政治を口にする人たちの態度が気に食わないっていうのもあるんじゃないかと思う
こんなふうに他人をバカスカ貶してまで頭良いとワッショイされるより、何も考えない馬鹿だと思われても他人を気遣って役に立つ偽善者になりたい
もう嫌になったので自分の部屋に引きこもって猫と遊んでいる
逆で、上から目線の人が政治を語りたがるのでは?
政治は上から目線の人ばかりが語るもの、っていう認識が広がるのもそれはそれでやだねえ