とりあえずある程度精神が落ち着いてきたので、増田に吐き出しておく。
正直さっきの出来事を全然整理できてないし、とにかく混乱してて吐き出すことしかできないけれど、Twitterに書くにしては頭がおかしなったと思われそうなので、それは辞めておくことにする。
10時頃に帰宅して部屋の中に入ったときはいつもと同じだった。
鍵も普通にかかっていたし、玄関の様子も何も変わってなかった。
部屋に入りかかってから部屋の隅にたくさんの毛が落ちていることに気がついた。
最初に気がついたときには、変な感じはしたけど、それは驚いたとか、叫びだすとか、そういうことではない。
同じくらいの年代の人はわかると思うけど、学生時代にウィッグが流行ったりしていて、自分もその頃のウィッグがいくつかあったし、社会人になってからも買い集めていた。
最近はそういうの集める年頃でもないな。という感じになって、ちょうど昨日、要らないウィッグをまとめてゴミ袋に入れておいていた。
それが袋がなくなっていて、ウィッグが外に出て、散らばっているだけ、なので、
まぁ不思議だし、気持ち悪いなとも、少しは感じたけど、その時の感情はそれくらいだった。
ただ次の瞬間目玉を見るまでは、とくになにも考えていなかったと思う。
その毛むくじゃらの山の中に明らかに動物特有の眼球らしきものを見てしまった。というか動いていてこちらを見つめてきた。つまり目があった。
こぶし大かそれより一回り小さいくらいの白い球体には黒い丸があって、表面は保護膜特有の透明度のある艶が、蛍光灯の光を照り返していた。
間違いなく意思を持った生き物の存在を感じて、次の瞬間には叫びだして一目散に逃げ出していた。
直後のことはあまり覚えていないが、サンダルを履く了見はあったみたいで、もしかしたら鍵もちゃんとかけて逃げ出したのかもしれない。
ここ数時間の記憶はあやふやで、ずっとさっきの部屋での光景が頭の中で繰り返しぐるぐる巡っていた。
とにかく心臓が爆発するような鼓動を繰り返していて、今まで来てきた中でこんなに鼓動が止まらなかったことはなく、倒れてしまうのではないかという恐怖さえあったけど、とりあえず収まるまでずっと近所の周辺をうろついていた。
いまは公園に一人座っていて、やっと精神状態が落ち着いたので、とはいえまだまだ混乱しているので、状況整理のために増田を書いている。
そして、帰れる気がしない!終わった!
悪魔、毛むくじゃら、ぺったんこ
とかでググってもそれっぽいのは見当たらない。
出来損ないのムックか。
少なくともウィッグと同じ色の人間っぽい黒い毛は本当に怖いのでやめてほしい。
ピンクとか買っとけばよかった。
あんまりこわくなかった。