日医会長「布マスクは安心効果」 ウイルス防止役割なし | 共同通信
日本医師会(日医)の横倉義武会長は3日、新型コロナウイルス対策として政府が全世帯に配布方針の布マスクに関し「ウイルス防止の役割はあまりない。国民の安心をつくるということではそれなりの効果はある」と首相官邸で記者団に述べた。
これに先立ち、横倉氏は安倍晋三首相を訪ね、日医が発表した「医療危機的状況宣言」の内容を報告。一部地域で病床が不足しつつあると窮状を訴えた。首相は「最前線で頑張っている医療従事者をしっかり支援する」と語った。
布マスク、日医会長「ウイルス防止の役割はあまりない」 [新型肺炎・コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
政府が国民全世帯の住所地に2枚ずつ送る布マスクについて、日本医師会の横倉義武会長は3日、「ウイルス防止の役割はあまりない」と指摘した。着用の効果について「飛沫(ひまつ)を浴びて大量のウイルスが入ることは少しは防ぐことはできる」と語った。
横倉氏は首相官邸で安倍晋三首相と会談後、記者団に語った。政府の布マスク配布計画については、「それなりに効果はあると思う。国民の安心をつくるということでは」と述べた。
一方、菅義偉官房長官は3日午後の記者会見で「WHO(世界保健機関)は他人への飛沫拡散防止には布マスクも有効としている」と強調。「感染拡大が懸念される現状において、広くマスクを着用していただくことは、社会全体の感染防止に極めて有用だ」と訴えた。
この二つの記事を比べると、共同通信の記事は日医会長の「ウイルス防止の役割はあまりない」「国民の安心をつくるということでは効果はある」という発言を報じているが、朝日新聞が報じている「大量のウイルスが入ることは少しは防ぐことはできる」という発言や、官房長官の「他人への飛沫拡散防止には布マスクも有効としている」という発言は報じていない。そのため、共同通信の記事よりも朝日新聞の記事のほうが多くの情報を知ることができる良い記事だといえる。
しかし、はてなブックマークでのブックマーク数を比べると、これを書いている時点で共同通信の記事が504ブックマークなのに対し、朝日新聞の記事は14ブックマークと大きな差があり、有用な記事のほうがブックマークが少ないという状況である。どうしてこうなるのか考えてみた。
1. 記事を読んでない
そもそも記事の内容を知らないのでブックマークしようがない。はてなブックマークでは、ホットエントリーになった記事は多くの人が見てブックマークされるが、ホットエントリーにならなかった記事を見る人は少ない。
また、すでに共同通信の記事を読んだ人が朝日新聞記事のタイトルを読んで、もう知っていると判断して中身を見なかったということも考えられる。
2. ただ騒ぎたいだけ
ただ騒ぐのが目的で布マスクの有効性はどうでもいいと考えている。共同通信記事についたブックマークコメントを見ると、政府のマスク配布を馬鹿にするコメントに非常に多くのスターがつく一方で、拡散防止であれば効果があると指摘するコメントには少ししかスターがついていない。スターの量だけで判断することはできないが、布マスクの有用性にはあまり興味のない人もいるようである。
とにかく政権を批判したいので、政府を批判できる記事をブックマークしてそうでない記事は無視している。記事についたコメントの中で、特に強く政府を非難している人の過去のブックマークコメントを見ればわかるが、政権を批判するコメントばかり書いている人が何人かいる。そういう人にとっては、布マスクがウイルス拡散防止に少しでも効果があるという情報は都合が悪いのだろう。
思いついたのはこんなところだが、実際にはどうなのだろうか。