2020-03-29

不機嫌がささくれている

季節外れのなごり雪が降ったね。朝から昨日の夕食の食器洗い洗濯を始める。妻は10時をすぎても寝室からでてくることはなかった。朝食を用意することは諦めて(つくっても食べないのだが)、仕事に行く。

昼はしょうゆラーメンタンメンを作った。こどもと妻の4人分。自分の分は作らなかった。夕方ご飯ができるよう炊飯予約をして休日だけど仕事にいった。

夕方に戻ってみると、シンクには、食べ終わった食器がそのまま。

妻のラーメンどんぶりにだけ、食べのこしの野菜炒めコーンが油でかたまっていた。

夕食は焼き肉にしようということになった。冷蔵庫には人参たまねぎかぼちゃじゃがいもがあったが、肝心の肉が、豚バラ肉と豚小間切しかなかった。とりあえずレンジ解凍してみるか。

バラ肉解凍し終わったところで、妻が焼き肉用の牛肉を買いに行くと言い出した。娘が牛肉が好きだからだ。別に異存はない。

野菜カットを末娘がやりたがった。手を切らないように一緒に切る。ブサイクだが、味のあるシェイプになった野菜大皿に乗ったので焼き肉プレートの予熱を始めた。

肉を買って帰ってきた妻が不機嫌そうに焼肉プレートのふたを取り外す。「ふたなんかしてたら熱くて溶けちゃう」どういう意味なんだろうか?

まだ予熱中なんだけど伝えると、強烈な不満顔で熱いフタを振り上げながらブツブツ言った。(ふたを)置くところがなくなっちゃう。

置くところはいっぱいある。感情的むき出しでよくわからない。

6分は予熱するべし、フタをしていれば予熱時間は短くなって省エネになりまーす、とマニュアルの仰せである。ただ面倒くさそうな雰囲気になったので予熱もそこそこに温度つまみを急いで上げた。

買ってきた牛肉パックを妻が手に持って、焼き始める。子どもに全部取り分ける。

牛肉は一片もボクのお皿にはのらない。これ食べる?とかは一切聞かれることはない。

こどももお父さんにお肉をあげたらなどと聞かない。余計なことをいうと妻が怖いからだろう。

解凍した豚バラ肉自分で焼いて食べた。

妻はボクに疎外感や不幸感を味あわせたいのかもしれない。

この家族はきっとうまく行かない気がする。

焼き肉が終わると焼肉プレートは今夜中に洗っておいて念押しされる。そんなことをいわれなくてもやるのだけれど。

どんどん心が閉塞する。貝のように黙る自分がいる。

ボクは外に自分を向けようと思っている。

ボクのような家庭を失敗した人間でもなにかしらきっと社会の役にたったりすることはできるはずだ。

いー年したおっさんだけど、友達もできるはずだ。

一種の逃げかもしれない。逃げてもいいじゃん。

いまさら世の中に求められるような人間になるため、自分磨きをしていきたいと思った夜なのだ

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