感染防止に留意しつつ、外出自粛要請で困っている推しの飲食店を救いたい。
そう思い立ったのは推しの飲食店(個人店だが普段は予約がとれない人気店)がTwitterで「予約ガラガラですが、少しは予約も入っているので土日も開けます」というツイートをしているのを見かけたからだ。
この週末は都知事の会見もあり、多くのひとが外出を控えているしスーパーで買い込みをしたみたいだ。
僕は自炊をしないので、コンビニ弁当かUberEatsくらいしか選択肢がないと思っていた。
よくよく考えれば、ひとり外食でテーブル席の店なら注文時くらいしか感染防止に気をつかうことがない。
あの店の店員はマスクをしているし、僕も入店してから手洗いをしたりすれば問題はなさそうだ(コンビニやUber配達員とのやりとりをするのとリスクは変わらない)。
移動も普段なら電車などの公共交通機関を使うが、まあ歩いて行けなくもない距離にある。
早速、電話をする。
「あ、もしもし。ひとりなので恐縮なんですけども、これからの時間で席って空いてます?」
きっと喜ばれるだろうと思ったが、どうやら席はいっぱいだということだった。
推しの店が無事であると同時に無駄なことをした小さな悲しみを得てしまった。
電話に出てくれた店員さんによれば、おそらく今だけで1時間半もしたらガラガラになってしまうんではないかということだった。
なるほどオーケー、そういうことね。
任せておいてくれ。
いつも混んでいる時間はいつも通りに満席だったが、少し遅めの時間がガラガラになってしまうのであれば僕が微力ながら埋めようではないか。
「お席をとっておきますね」と店員さんは言ったが、ひとりで席を埋めたら申し訳ないのでと断っておいた。
ひとり飯のためにテーブルをとってしまって、4人などのお客を入れられなくなっては推しの店を支援したいという僕の目的に反してしまう。
1時間後に電話をしてみた。もうガラガラになっているだろうか。
「一時間後の予約まで一席だけ空いているんですが、おとりしましょうか…??」
先程と同じ店員さんが電話対応をしてくれたが、まだ一席しか空いていないとのこと。
でもいつも予約でいっぱいのこの店が予約はあまり入っていないみたいだから、僕と同じように「ガラガラなら」と飛び込みで入った客ばかりのようだ。
もうコンビニご飯でいいや。その前にこの嬉しいような悲しいような出来事を増田に書こう。
うんち
客が来なくて店がつぶれても自己破産できるし生活保護もある ハローワークで仕事を紹介してもらうことだってできる 日本は良い国だ