今回のCOVID-19流行への日本政府の失策とは、武漢在留邦人への対応でも船への対応でも入国者への対応でもなく、
ここ数週間「感染者が確認されてないから流行してない」というスタンスを取り続けてるところなんだよ
「良くも悪くもただの風邪(肺炎への進展も含めてだぞ。「ただの風邪」から肺炎起こして死亡例など他でもごまんとある)」のウイルス、
隣国で大流行した時点で今日日、どうがんばろうと水際で流入を防ぐなんてどだい無理。
あちらで感染拡大続けて、こちらで感染第1例が確認された時点で、日本政府は
もはや本邦でも感染拡大が避けられないこと、そのうえで医療経済の観点からも検査施設のキャパシティからも疑い全例の診断が無理であることを
早々に認め、全国民が「COVID-19に感染している可能性がある」前提で行動することを要請
(具体的には疑い症状ある時点で外出を控える、および手洗い(±マスク、うがいetc)といった標準的な「自分が感染を広げない」行動)
すべきだった。
そうすべきだったところを今の、「感染者が確認されてないから流行してない」でほっかむりだよ。もうね、アホかとバカかと。
んで、そこを糾弾すべき野党のお偉いさんも客観的な診断うけてもないくせに「診断されてないから新型コロナじゃない」と
日本政府と同じことを言ってしまう絶望。これは批判されなければいけない。
杉尾氏は自身がCOVID-19に感染していないと証明する客観的な証拠はまず持っていないだろう。
迅速診断キットはまだない。となるとウイルス感染の客観的な診断としてはPCRかウイルス分離(←成功したらしい)が必要だけど
ウイルス分離は細胞培養が必要なので最短でも5日くらいかかる。
今おそらく現場で検出に大車輪なPCRなら半日~1日で結果が出るけど、
対応設備がキャパオーバーで現状、臨床上必要な患者にすら十分フォローできていないのは周知のとおり。
もし杉尾氏が自身のコネを最大限に使い、症状出た時点で自身の検体をPCRに回せていたのならば、素直にごめんなさいしないといけないのだけれど。