2019-12-07

何物でもないけど持て囃されたい

お気に入り妄想:「この作品監督歌手作家だったら、友達同級生はどう私を羨望するだろうムフフ

 数ある妄想のなかで一番ダサい妄想だと我ながら思う。

 中二病患者だって自作の技やらキャラ設定やら異世界やらを夢想できている。既存創作物インスパイアしているにせよ、琴線に触れたイメージを再構築して、膨らませているのはすばらしいことだと思う。

 比べて、私の「すごい奴になって周りを見返す」妄想は、周囲の反応が主で、それは現実の素敵な誰かへのまなざしを継ぎ接ぎしたもので、創造性のかけらもない。であるのに、映画監督漫画家といったクリエイターに憧れる思いだけが強い。だから優れた作品に触れるとまず第一に、これ私が作ったことにならないかな、と願う。さらに、おこがましいことに、「下ネタ強すぎると下品な奴だと思われるからこのシーンはカットして~」なんて、作った人がどんな人格だと思われるかを指標脳内改変したり。あと感想ブログで惜しいと評されている部分もその通りに脳内修正してから脳内作品公開して脳内賞賛を浴びる。

 コンテンツは好きなのに、作る才能も批評する才能もないからこういう妄想に浸って、他人評価されたい気持ちけが募っていく悪循環死にたい。大きな評価はされていなくても、ただの趣味でも、何かに打ち込んで何者かになっている人が羨ましい。

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