2019-06-18

社会ワガママ」がひきこもりを作ったのではないだろうか?

社会は「普通の人」というものすごく狭い型を作って、それに合致しない人はポイポイ排除してきたのではないだろうか。

結論からいうと、甘えているのは社会のほうかもしれない、という可能性を考えてみる。

いい学校を出た人じゃなきゃヤダ、明るく元気な人じゃなきゃヤダ、

コミュニケーション能力が「高い」人じゃなきゃヤダ、

景気の良いときジャストタイミングで「若い」人じゃなきゃヤダ、

どんな理不尽仕打ちにも劣悪な労働環境にも耐えられる人じゃなきゃヤダ、

職歴空白期間がある人はヤダ、正社員経験のある人じゃなきゃヤダ、

健康な人じゃなきゃヤダ、心身を壊したことのある人はヤダ、

会社の都合次第で時間いっぱい働ける人じゃなきゃヤダ、親の介護がある人はヤダ、

あの人もヤダ、この人もヤダ、ヤダヤダヤダ・・・

それらの人がどうなるか?知らん!シッシッ!あっちいけ!ポイッ!

・・・そうやって排除するシステム存在してきたのは社会の側ではないだろうか?

社会の枠組みから零れ落ちる人を、社会構造が作り出したのではないだろうか?

それを「社会ワガママ」と言ったら言い過ぎだろうか?

社会の側で排除しておいて、

働けと要求しながらも仕事は決して与えない、

そうやって作り出したのが、61万人ものひきこもりではないのだろうか?

だって無縁な話ではない、

「オレは働いているからそんなヤツ関係ない」という人は

椅子取りゲームに勝ったわけで、

それは負けた誰かをはじき出したことと表裏一体かもしれない。

それに今はよくても事故怪我病気が防げない形で降ってくる可能性は誰にでもある。

社会資本主義で成り立っているから、個々の事業者は「優秀な人」だけ欲しい、

という気持ちもわからなくもない。が、

「優秀な人」というのは、その定義上、少数者しかなることができない。

普通の人」というのも、ちょっと病気をしたりちょっと人と違う都合を背負っただけですぐ滑り落ちる。

制度設計として、少数者や一部の限られた人だけしか生き残れない社会というのはどうなのだろうか?


・・・素人ながらに疑問に感じたので書いてみた。

素人なので「じゃあどうしたらいいか」については頭の良い皆様に考えていただきたいです。お願いします。

ちなみに私自身は勤労権を行使しているので、ひきこもりではないです。

  • 津波警報 引きこもりは避難しろ

  • おおむねその通りだと思う。人が余ってた時代に通用した社会のわがままが通用しなくなってきたのがこの10年。 今度は外国人受け入れでこれまで通りのわがままを通そうとしているが...

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