自分は同性の恋人がいて同棲している。あと、とある歌手が好きで
ライブとかで日本全国や海外にもいくような、割と激しい追っかけ的なことをしている。
そんで、好きな業界で自分のやりたい仕事をしている。趣味も充実して、家族もいて楽しく暮らしているので、
そりゃ恋人と結婚とかはしたいけどかなり恵まれている方だと思う。
ある同僚が赤裸々に自分の性生活を語り、こっちにも話を振ってきた。
こういうとき、人の話を聞くのは面白いが自分のエピソードを話すと空気がおかしくなって面倒なので
いつも「秘密です」とか「恋人います」とか「ルームシェアしてます」とか「恋人と一緒に住んでますよー」とかぼかして軽く伝える。
当時、同僚がそれでも食い下がってかなりしつこく聞いてきたのでめんどくなって
その人、かなり驚いたっぽかったんだけど慌てながら
「私は気にしないよ!」「へぇ~、うんぜんぜん気にならない~」「いいと思うよ別に」って三回ぐらい言ったと思う。
「何だろう、この人とは多分仲良くなれないかなあ」と思った。
こちらが個人事業主として関わる案件なので、結構対等に扱ってくれる。
休日の過ごし方とかを聞かれたので、「〇〇(アイドル歌手名)好きでよくライブ行ってます」と話した。
「え!そうなんですか~意外!」と言ったあと、
「僕はいいと思いますよ、うん」「うん僕はね、いいと思います~」
いいというか、悪いなんて思ってないしなぜ許可を出してるんだろうこの人、と疑問に思ったんですよね。
「気にしてない」って言う人多分ほんとは気にしてて、自分に言い聞かせてるんかなぁ。
こういうの、こちらにとってはとっくに自分に対する偏見を解消した後なので
それに対して「気にしないよ」って言われるとなんというか複雑な感じがある。
彼らにとって「基本が気にする世界線」なので「気にしない」ことは良いことなんだろうけど。
こういう時思い出す。中学の同級生に普通の楽しい会話の流れで「あ、うち親離婚してるよ」と言ったとき
「そうなんだ…うちって幸せなんだなと思った」とナチュラルに帰ってきた時の微妙な「??」の感情。
あれ?うちがかわいそうってこと?別に困ってないのになぁと、そんなことをいまだによく考える。
めんどくさいから関わりたくないなあ