「はいどうもー」
「僕、今でこそ漫才師やってますけど、昔は刑事になりたかったんです」
「唐突やね」
「踊る大捜査線」
「テッパンやね」
「太陽にほえろ」
「最高やね」
「松田優作さんね、かっこよかったね」
「舘と柴田」
「ヨーヨーで戦うやつね」
「……?」
「知らんよ!知らんし、《ペニバン》って公衆の面前で言っていい単語なん?」
「《ペニバン》っていうのは…」
「……?」
「どうした?」
「…おれの思っていた《ペニバン》と違う」
「どんなのを想像してたんだよ」
「こんなとこで言えるか!…そもそも何やねん『全世界の《ペ》の中で2番目にすごい』て」
「いやもう、そのまんまだよ」
「世界の《ペ》の中でランキングがあるってこと?ほな、1番すごいのは誰やねん!ペ・ヨンジュンか?」
「1番は、ペ・ドゥナだよ」
「ほな、ヨンジュンは何番やねん」
「2番」
「ペニバン刑事(デカ)やないか!ペ・ヨンジュン、ペニバン刑事(デカ)やないか!」
「そうだよ。何言ってるの?今さら」
「そんな常識みたいに言われても」
「覚えてる?あの名シーン、雪だるまのシーン」
「知らんよ、そんなん」
「……」
「冬ソナやん」
「冬ソナやん」
「あと、雪玉のシーンもいいよね」
「……」
「『プレゼント!』っていいながら雪玉を投げて」
「それも冬ソナやん」
「雪玉を割ったら、本当のプレゼント」
「もうええけど、平成が終わろうとしてるのに、その熱量で冬ソナの話する?」
「ペニバンやん!」
「……?」
「それがペニバンやん!」
「ペ…ニ…?」
「ほんまは知ってるやろ!そんで、今そんな『不思議やな?』って顔するとこ?」
「(無視して)で、ヨンジュンはその黒ブリーフをおもむろに履く!」
「ここであの名台詞!『ぼくはペニバン刑事(デカ)なんだよ』」
「せやろね」
「ここで曲が流れる!『あ〜いよ〜 き〜えないで も〜う〜』」
「……」
「普段このタイミングで流れるのはED曲なんやけど、このときはOP曲なのが、またアツい!」
「いや、それはたしかにアツい展開やけど!」
「だろ!」
「《GET WILD》やんか!そして、やっぱりさっきのOP曲は《City Hunter〜愛よ消えないで〜》やないか!」
「お、知ってる?名曲だよね〜」
「よく知ってるね〜、さすがこのネタを書いてるのが33歳既婚子持ちのおじさんだけあるね」
「設定めちゃくちゃやな!もうええわ」
おもろい
ありがとう
ツッコミが終始冷静なのがどう出るか。後半にかけて盛り上げてく感じでもいいような。 そしてペ・ドゥナはかわいい。
ツッコミはさらば青春の光森田のイメージだったから、書いてるときはツッコミが冷静な自覚なかった
序盤の話のおじさん臭いトークを見事に最後に回収した。面白かった。ただ冬ソナの中身って大半の人は知らないのでは…?
「冬ソナ」ってワード自体知らない層がいる可能性は考えたけど、思いついたから仕方ないと思って諦めている
aukusoe乙
違うんだなこれが
違わないんだなこれが
やましたきよしみたい
これブロックごとに違う芸人モチーフにしてる? ハライチ→見取り図→さらばって感じで 最後の方は全然分からんけど
自分でも書きながら「導入、ハライチっぽくなってるな」「途中の繰り返し、さらば青春の光っぽくなっちゃうな」とは思いながら書いていた 見取り図はあんまり意識してなかったけど...
一発目の笑いどころが遅いな 「あと、ペニバン刑事(デカ)」 普通っぽい漫才で唐突に低レベルな下ネタ ペニバンという急に口で発してすぐに伝わらないワード どういう客層想定し...
19歳男子大学生だけど「絶対これ同世代じゃないやん!!」って読んだけど最後にネタばらししてて笑った。 内容は普通に面白かった。
うれしい、ありがとう 冬ソナはたぶんわからん人が多いだろう、と思って「冬ソナやん」部分を短くした 途中から「それ『パチンコCR冬のソナタ』やん」からの「それ『パチンコCR浜崎...
俺もペ・ドゥナは好きだが、観客にペ・ドゥナを知っていることを要求するのは厳しい。 あと親父がこんなもの書いてたと知ったら自分ならグレる。
ペドゥナのところは書きながら「ここは説明がいるな」と思いつつ、リズム重視で説明を省いたんだけど…やっぱり説明は入れたほうなよかったみたいね… あと、大抵のひとの親は、...
「はいどうもー」 「僕らなんで漫才やってるか、って言うと、端的に言えば、大金持ちになりたいからなんですよね」 「《芸能人》、夢があるわな。おれはベタやけど、漫才で大金を...
漫才書くの、楽しすぎるなコレ