先日、アクティバ琵琶という有料老人ホームに行った。嫁の祖母(95歳)が一人暮らししており、定期的に訪問しているとのことで初めて訪問した。何の予備知識無く行ったら、想像を超えて豪華な建物だった。共有するスペース、居住スペース全てが凄く綺麗。琵琶湖を一望できる景色。ご飯も普通に美味しい。驚いていたら、ここは特別に豪華な老人ホームらしい。金がある人専用だ。なるほど、納得いった。だって、施設内で会う人会う人、全員が皆年寄りなのだが、皆、気品がある。着ているものがお洒落な感じなのだ。喋った感じも、とても親切で余裕がある印象がだった。変な人が1人もいないのだ。皆、穏やかな感じなのだ。そりゃそうだ。金持っているという条件でもの凄くフィルタリングされた人間達だったのだ。嫁の祖母はなぜそんなにも金持ちなのか?それは違った。祖母の息子が金持ちなのだ。とある会社の取締役だ。夫を先に亡くして、80歳ぐらいまでは一人で暮らしていた祖母だったが、少しずつ元気が無くなっていたらしい。(詳しくは書かないが、持病が2つぐらいあるのだ。高齢で手術もしている。)その様子を聞いて、仕事ばかりに打ち込んでいた息子が、いままでなんの面倒も見ずに一人暮らしさせていた事を悪かったと思い、高級老人ホームで住む事を勧めて、ポンっとお金を出したのだ。(この金額がとてつもない。ググれば分かる)祖母も最初は「そんな知らない場所で住むのはいやだ。この家で最期まで住んで死ぬのだ」と言っていたけれど、見学に行ったらとても気にいって、すぐ入居したらしい。そりゃそうだろう。周りの人が皆いい人なのだもの。ストレス無く楽しい。定期的なレクリエーションもある。食事もバランス取れていて完璧。文句のつけようが無い。そこに入居してから、一気に元気になったそうだ。そして現在 95歳。凄すぎである。
別に長寿になるには金が必須とは思わないけれど、「金が十分にあって使い方を間違えなければ健康寿命は延ばせる可能性が高いのだな。」という当たり前の事を実感する経験だった。