https://peek-a-boo.love/2018/08/06/post-3169/
名前があったんだ
これだ。全くこれだ。ずっと妻を苦しめてきた。
妻「言わないでもわかってほしい。頼んだ瞬間無意味になるものもある」
私「言われないとわからない。でもわかりたい。泣かせたくない。でもわからない」
お互い無力感だけを育てる日々だった。
「一方、夫婦となった途端に態度が変わる夫は、結婚後は妻を他者として認識しなくなるようだ。これまで妻にしてきたこと、言ってきたことを全くしなくなる。もはや妻の気持ちを配慮する必要はないのだ。そのため会話もなくなり、むしろ独りでいたがり、妻は孤独に陥る。妻からの否定は裏切りになる。 」
これもあった。
妻の日常の何気ない行動を気高く、品があるなと思える。
見知らぬ人に親切で、真面目に働き、でも私を優先してくれて、いつも笑顔で、いくつになっても少女のようで。
そして私のなんの悪意もなく行ったことにいつもひどく傷ついている。
こんなに好きなのに、うまくいかない。
結局今は家庭内別居に落ち着いている。
妻は私を家族だと思わないと「期待」をせずどこまでも優しくでき
私は妻を一緒に住んでいる他人だと思うとビジネスのように接せるのだ。
私にとってビジネスのように接するというのは、今まで知り得た人間の機微や空気の読み方をデータとしてストック・活用し(2秒以上の沈黙は納得していないと翻訳できる、今度とつけるときは逆に予定を曖昧にしたいとき、等)、多大な疲労を覚悟して、なんとか相手を不愉快にさせず切り抜けることに全力を注ぐ、の意だ。
この人はそんなことをしなくても私を見捨てない家族だ、と思うとそれが停止するので前述の引用状態に陥る。やっとリラックスできる、と思って本来の自分の考え方のまま楽に振る舞うと、なぜか相手が泣いてしまう。
だからどこか冷ややかに、こういうこといっておけば喜ぶんだろう?という気持ちで吐いた言葉に本当に喜ばれてしまっては「感情を重んじる割にお前ら演技されて本当に嬉しそうだな」とうがった見方になってしまう。