2018-07-28

歯医者さんへの恐怖感

先日、以前より治療を行っている奥歯の神経をとることになった。

以前通っていた歯科での処置があまり良くなかったらしく、その影響で歯の痛みがずっととれなかったからだ。

現在通っている歯科は、まだ数回しか通っていないが、説明作業も丁寧で、おまけに従業員院内清潔感があり、不満なんてひとつもなかった。

その日は神経をとるとのことで、麻酔をし、処置をした。痛かった。ものすごく痛かった。麻酔しても痛いんだなと思った。

しかし、神経を触っているわけだから、まあ、こんなもんだろうという感じ。耐えられなくはないかな。

いつも通り次の予約を取って、病院をでた。

1週間後、予約通り受診した。

前回神経をとったから、今回は神経の根元辺りの処置をすると言われた。と思う。正直この辺りの記憶曖昧だ。処置を始める直前に先生は言った。

「今から触るところは痛いですよー。」

処置が始まった。麻酔はしなかった。疑問はあった。神経をさわるのに麻酔しないのかな?前回は麻酔をしたけど?あれ?なんでだろう。2回目だからかな。

みたいなことを考えてると、キンッとした、突き刺すような痛み。

痛い。え、痛い。いま何がおこった???え?なに。なんの痛み?

と、軽いパニックになった。

そして先生は言う。

「痛いですよー。ごめんなさいねー。」

あ、これ痛いのが普通なのかなと思った。先生は痛いってことをわかっていたから。痛いなんて言うのも恥ずかしいし。まだ耐えられる。大丈夫。どうせ痛いのとか最初だけでしょ。

なんて甘い考えでいた自分馬鹿だった。

処置するたびに痛みが強くなっていく。おかしい。絶対これはおかしい。もう言おう。と思ったときには遅くて。身体に力が入って、硬直して、手があげられない。喉が動かない。

全身に心臓の音が響いて、血が巡ってるのを感じた。

それでも処置は続く。

ドンッと衝撃が走った。動かなかった身体が跳ねた。目の前が一瞬真っ白になった。経験したことのない痛みだった。もはやそれが痛みだったのかもわからない。とにかくパニックで。涙が自然にあふれた。

それをみた先生は、

「ハッ。」

鼻で笑ってた。

これは自分勘違いかもしれない。思い込みかもしれない。でもそんな風にしか考えられなかった。

処置が終わった後、口が閉じられなかった。うがいができない。そもそもコップが持てない。立てない。

何が起こったのか、何してたのか、よくわからなくて。覚えてないというか、思い出せないというか。先生の話は頭に入ってこなかった。覚えてるのは、「今日麻酔をしなかったから痛かったでしょー。」と言われたことだけだ。

会計をして、いつも通り次の予約を入れた。病院を出た瞬間に、処方された痛み止めを飲んだ。身体中の力が抜けて、立てなくなった。わけがからないけど、泣いて泣いて最後には笑えた。友達電話をかけた。ろくに喋れもしないのに、ただただ痛いと伝えた。友達の声を聞くとホッとした。バカみたいだけど、生きてるって思った。

その後、少し気持ちが落ち着いてから病院電話した。先生処置ミスがあったことを認めた。

他の歯科でいまも処置をしているが、処置が始まると恐怖で泣いてしまう。身体があの時のように硬直してしまう。

情けない。たった一言、痛いと言えなかった自分が情けなくて仕方がない。

神経をとるときは、麻酔した方がいいよ。みんな。

  • うんち

  • その医者どこかへ通報したほうがいいよ どこがいいのかわかんないけど 麻酔しないで神経触るってどんな医療でも考えられない

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