2018-02-19

タバコの話、不快感の話

はてブでは定期的に禁煙話題が上がってくる

付いているブコメを見るに、臭い問題が一番の争点になっている様だ

ことさら喫煙者擁護しようとは思わないのだが、どうも受動喫煙有害物質の件は喫煙者批判する為の口実になっている様に見える

おそらくタバコ臭いの害がもっと少ないものであれば、ここまで嫌われる事もなかったと思う

喫煙者臭いからどっか行け! 俺の視界に入るな!」が本音という人も多いのではないだろうか

しか臭い理由禁煙強制するのはどうなんだろう? という気がしないでもない

臭いものは他にも色々あるから

例えば、納豆にんにく等の臭いの強い食品酒類薬品臭いなどだ

タバコの次はこれらを規制しろと言い出す人が出てくるのではないだろうか?

臭い」という不快感動機である以上、臭いものは全て排除対象になり得る

少し流行ったスメルハラスメント的な考え方を推し進めようとする勢力は、今後大きくなっていくと俺は思ってる

それを望む人が少なから存在しているからだ

今の世の中は臭い問題に限らず「不快存在排除する事を是とする考え方」が徐々に大きな勢力になりつつあるのだと思う

「仕方ないで済ませてはいけない、嫌なものは嫌だと言おう。そして嫌な物、嫌な奴には居なくなってもらおう」という考え方だ

大きな括りで見れば「駅乃みちか」の件や「女性だけの街」の件もこの傾向に含まれるのだと思う

個人的にはあまり良い傾向とは思えない

俺は自分排除される側にならないとはとても思えないし、不快だと感じたからといって、その相手自分の周囲から排除したいとも思えない

他人に一切不快に思われずに済む自信なんてないし、不快に思った一点だけで他人評価したいとも思わない

不快だと感じる事をただ我慢しろと言いたい訳じゃない

でも、不快にさせた原因をただ排除するだけで解決しようとするのは、ちょっと過激過ぎる手段ではないかと思う

どこで折り合いをつけるか? という事が大事なのではないだろうか?

感情の赴くままに排除だけを繰り返していけば、結局手元には何も残らなかったというオチが待っていると俺は思う

  • タバコは「かなり広範囲に臭いを撒き散らす」と「何の役に立っているわけでもない(むしろマイナスになる)」の二段構えでしょ。 10m先を歩いてる人が納豆食ってたってこっちまで臭...

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