2018-02-05

運動音痴になるきっかけについて

私は早生まれである

早生まれとは、1月~3月生まれを言うが、私は早生まれの中でも、遅い方の生まれであった。

幼少期。

特に幼稚園児であれば、近所の子どもと遊ぶ事が多いと思う。

私の近所には、同学年の子どもが2人。

1つ年上の子どもが1人いた。

いずれも同性である

同学年の2人は、4月生まれと6月上旬まれであった。

鬼ごっこをしても、私はすぐに追いつかれていた。

走るのが遅いと、馬鹿にされていたのを覚えている。

鉄棒をしても、出来るようになるまで彼女たちより時間がかかった。

運動神経が無い」

そう言われ続け、私自身、運動音痴なのだと思っていた。

走れば「おっそー」と馬鹿にされ。

鬼ごっこはすぐ鬼になる。

だんだん運動するのが嫌になった。

外で遊ぶ回数も減った。

だって

家の中で、絵を描いたりするのは、運動発達に影響しないから。

馬鹿にされることはなかったんだ。

それが、自分のせいじゃないってことに。

大人になってから、やっと気付いたのだ。

あの頃、私を馬鹿にしていた近所の子

彼女と私は、ほとんど1年の差があった。

4歳にとって、1年の発達差は大きい。

私が生まれた瞬間、彼女はすでに10か月。はいはいを始めていた時期だ。

ちなみにもう1人の6月生まれの子も、お座りはできるようになっている。

おぎゃーと生まれた瞬間、お座り出来ている子どもと、はいはいをしている子ども

その差は、たった3年では埋まらないだろう。

私は、かけっこが遅かったんじゃない。

運動発達が彼女の発達と釣り合ってなかったのだ。

小学生の体力テストだって、学年ごとに目標値が違う。

同じ3年生でも、2年生寄りと4年生寄り。

そういうイメージである

そして。

そこで、私は運動を止めてしまった。

「近所の子いじめられる」

と言って、外で遊ばなくなった。

そうなれば、どんどん差は開いていく。

幸い、小学生で離れた場所友達と呼べる人に出会え、近所の子強制的に遊ばなくて良くなった。

の子達と、バスケをしたり、鉄棒をしたり。活発に遊べたので、体力テストは平均並には維持できていたと記憶している。

もし、このブログを読んでいる方に、小さな早生まれの子どもがいるならば。

同じ学年の子と比べるのは、やめてあげて欲しい。

もっともっと無限可能性があるかもしれない。

もし、幼稚園先生がいたら。

それを考慮してあげて欲しい。

私が通っていた公立幼稚園山本先生は、「⚪⚪ちゃんに聞いたけど。走るの遅いんだってもっと走る練習したらどうかな」と、私に言ってきた人だ。

足の裏のつぶつぶ廊下感触と共に、忘れられない一言である

もっと走る練習……よりも、なぜそんな差が生まれているのか?考慮して欲しかった。

ただし。

運動しなかった反面、私は幼稚園児ながら本を読みまくり百人一首が好きになっていた。

それもあってか、勉強では苦労しなかった。

今では、こちらの道の方が良かったし、運動も平均レベルでは居られるので、

自分人生には、満足している。

運動音痴と言われた話

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