早生まれとは、1月~3月生まれを言うが、私は早生まれの中でも、遅い方の生まれであった。
幼少期。
私の近所には、同学年の子どもが2人。
1つ年上の子どもが1人いた。
いずれも同性である。
鬼ごっこをしても、私はすぐに追いつかれていた。
走るのが遅いと、馬鹿にされていたのを覚えている。
鉄棒をしても、出来るようになるまで彼女たちより時間がかかった。
「運動神経が無い」
走れば「おっそー」と馬鹿にされ。
鬼ごっこはすぐ鬼になる。
外で遊ぶ回数も減った。
だって。
馬鹿にされることはなかったんだ。
それが、自分のせいじゃないってことに。
4歳にとって、1年の発達差は大きい。
私が生まれた瞬間、彼女はすでに10か月。はいはいを始めていた時期だ。
ちなみにもう1人の6月生まれの子も、お座りはできるようになっている。
おぎゃーと生まれた瞬間、お座り出来ている子どもと、はいはいをしている子ども。
その差は、たった3年では埋まらないだろう。
私は、かけっこが遅かったんじゃない。
同じ3年生でも、2年生寄りと4年生寄り。
そして。
と言って、外で遊ばなくなった。
そうなれば、どんどん差は開いていく。
幸い、小学生で離れた場所に友達と呼べる人に出会え、近所の子と強制的に遊ばなくて良くなった。
その子達と、バスケをしたり、鉄棒をしたり。活発に遊べたので、体力テストは平均並には維持できていたと記憶している。
もし、このブログを読んでいる方に、小さな早生まれの子どもがいるならば。
同じ学年の子と比べるのは、やめてあげて欲しい。
それを考慮してあげて欲しい。
私が通っていた公立幼稚園の山本先生は、「⚪⚪ちゃんに聞いたけど。走るの遅いんだって?もっと走る練習したらどうかな」と、私に言ってきた人だ。
もっと走る練習……よりも、なぜそんな差が生まれているのか?考慮して欲しかった。
ただし。
運動しなかった反面、私は幼稚園児ながら本を読みまくり、百人一首が好きになっていた。
それもあってか、勉強では苦労しなかった。
今では、こちらの道の方が良かったし、運動も平均レベルでは居られるので、
運動音痴と言われた話
3月生まれだけど、よくわかるわぁ。