2018-01-30

技術インフラを握る私人について

例えばインターネット。このネットワーク自体の始まりアメリカ軍用回線という公的な物だったけど、そこに乗っかっているE-mailWWWという技術私人発明し、今も私人団体管理されている。

例えばプログラミング言語国家プロジェクトによって開発されたプログラミング言語って個人的には聞いたことがない。これも基本私人団体による開発、管理

でも、どちらもすでに今の社会にはなくてはならない重要技術だ。

これを私人管理し続けることって本当にいいことなんかね?

この各種技術私人団体健全運用をされているだろうということはわかる。特にセキュリティに関する対応について、非常に誠実な対応をしていると毎回いろんなニュースを聞いて思う。

きっと背景には、彼らの責任感があるのだろう。

けれども、その責任感は私人に負わせるべきものなのかなぁ、と。

例えば、暗号技術バグがあったとする。その暗号技術世界的に広く使われていて、早く直さないとクレジットカード重要機密の情報などが筒抜けになったままになってしまい、社会の混乱は避けられない。しかしそのバグを直すことは非常に困難であるが、それが出来そうなのは世界でも自分を含めた数人に限られている。

この超ストレスフルな状況、私人に背負わせていいものなの?しか技術私人団体自体ボランティアの手によって運用されていて、この状況に立たされた私人技術者には金銭的な報酬が一切ないこともままある。

本当に、技術者責任感のみに社会安全性担保されている場合があるのだ。

これはいろんな面でどうなの?ってすごく思うんだけど、これら重要技術団体が一国家所属するというのも弊害が大きすぎる。技術が各国によっててんでバラバラ管理されるようになったら、世界中どこでも繋がるインターネットみたいな利便性が失われてしまうだろう。

やっぱりあれかな?地球統一政府みたいなのが必要時代になってきてるのかな?

  • 国家という存在の買いかぶりが2010年代はてなの傾向としてあるように思う。 以前だったら国にそんな芸当ができるわけがないというのは肌感覚として分かっていたはずだ。 手直しで新...

    • 手直しで新たな問題を作ってしまうことを恐れるあまりセキュリティ修正すら進まなくなるのがオチだろう。 手直しで新たな問題を作る可能性っていうのは別に技術者が公人だろうと...

  • WHOみたいなのの技術版ができればええんちゃうの? 今はまだないだけで、そのうちできると思うけど。

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