■TL;DR
■経緯
・もろもろの事情があり、最近、「人が面白いことをやっているのに乗っかる」職業の人(営業・編集等々)に携わることが何回かあった
・素人目には「面白いこと」に近い人間なのだから面白い人なんだろうと思ったが、考えてみたら乗っかることしか出来ない人間なんだからむしろつまらない人で当然だった
■思ったこと
・たとえばウェブサイトの記事ひとつとっても、最終的な記事はライティングを経て生み出されるので記事を作る人は「ライター」という職業にはなってしまうのだが、文章自体は平易であればなんでも良い(技巧を凝らした文章に需要はない)わけで、記事を作る上で「書く」という営みは最も下位レイヤーで属人性が低い。さらに供給活動に近い、「編集をする」「流通させる」はもっと下位
・下位レイヤーの人がいないと消費者に行き渡らない時代は、その街道に寝そべって通行料を徴収するようなビジネスモデルでよかったのかもしれないけど、今は消費者に向かう道がありすぎるので、迂回をされて終わる。道の途中にいる人なんて邪魔者でしかない
・「モノを運んでお金を掠め取る」のではなく「誰もが運びたくなるようなモノを作る」サイドに回らないとキツいっぽい。
・人気の「ライター」の記事だって、別に「ライティング」の質が際立って高いわけではなくて、むしろそこは標準化されていることにこそ価値があって、需要がなかったところに需要を生み出すような着眼点を持っている。インタビューをするだとか、記事を書くだとかは手段でしかないのでこだわりは薄いっぽい。当然で、供給に近いほど誰でもできるようになる
・システム屋さんも構図は同じだと思った
・今までは、求められる要件通りにキレイにサーバーを設定できるという仕事に価値があった(上で言う供給行為)
・しかしそんなの簡単にできるようになっていくし、そこで技巧を凝らして欲しいなんて誰も思っていない
・「言われた通りのシステムを正確に作る戦争」から抜け出して、「システム要らねえと思ってたところにシステム入れたら良いんじゃねって言う」サイドに立ち位置を変えることで、上記でいう「モノを運んでお金を掠め取る」から「誰もが運びたくなるようなモノを作る」に移れる。「システムを作る」=「モノを運ぶ」とこなんて仕事減って困ってる奴らに競争させてタダ同然でやらせればいい
言われたことを正確にやる人間は要らなくなって独創的な仕事をする人間が必要になって来る。それに伴って教育は変わって来ると思うから今から生まれる子供たちは適応できるかもし...
独創的な仕事が出来るように教育するって難しそう