2017-12-24

つの理由があります

まず、よく言われるのはジーンズが「その成り立ちにおいて作業着である」というもの。これについては、たとえば「着物」の世界における「紬」がそのような立ち位置になります。大変よく似た質問と回答の例があったので、参考になるかと。

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0117/220783.htm

このような発想でいくと、成り立ちにおいて「労働服」であるジーンズ

https://www.fashion-press.net/news/28537

いかに上質であろうが高価であろうがフォーマルウェアではないと認識されるということになると思います。「ジーンズ社会人仕事着としてはふさわしくない」という言葉意味しているのはこういうことだと思います

そしてもう一つの理由として、ジーンズ社会的に果たした象徴意味があります現在の60~70代のおじさん方にとって、ジーンズは「戦後アメリカから入ってきた新しい風俗であり、長髪、サブカルチャーとともに戦後の「体制に反抗する」若者ファッション象徴だったのです。これが、日本で依然として「社会人ジーンズは…」と言われる理由です。

そして最後に、今もなおこのように見られていること自体、「自由」を象徴するジーンズというファッション社会的意味が消えていないということでもありますからジーンズの側でも積極的にその風潮を消し去ることに熱心ではない(つまり仕事でもOKなジーンズ、といったカルチャーを創り出すモチベーションが生まれにくい)、というのが最後理由になると思いますチノパン程度ならOKの仕事場でも、ジーンズオフの日だけにしておきたいねとみんな思ってる。あるいは、「あえてカジュアルにいく」というスタイル象徴としてジーンズ穿くという行為が成り立つ(たとえばジョブズのように)。これはつまりジーンズがそれほど愛されているということ象徴なのではないでしょうか。

あらためて伺いますが、あなたは本当に会社ジーンズを「穿きたい」ですか? ほんとうに、日曜日の朝ジーンズに足を通すときにも、いちいち会社にいく自分を思い出したいのですか?

https://anond.hatelabo.jp/20171224092156

  • ああ、確かに会社でジーンズOKになっちゃったら「今日は休日だからジーンズ履いていこう!」がなくなっちゃうな ちょっとビタースイートみたいな気持ちになった、ありがとう

  • あらためて伺いますが、あなたは本当に会社でジーンズを「穿きたい」ですか? ほんとうに、日曜日の朝ジーンズに足を通すときにも、いちいち会社にいく自分を思い出したいのです...

  • 労働服を労働者が着たらいけないというのも変な話だな。 もしかして、自分たちは労働者では無いとでも思っているのだろうか。

    • 日本はまだ個の精神と文字の概念が希薄だからそういう面はありそう

  • あらためて伺いますが、あなたは本当に会社でジーンズを「穿きたい」ですか? ほんとうに、日曜日の朝ジーンズに足を通すときにも、いちいち会社にいく自分を思い出したいのです...

  • >> 日曜日の朝ジーンズに足を通すときにも、いちいち会社にいく自分を思い出したいのですか? << その辺にあるワイシャツ適当に引きずり出して着てるけど。衣服の含意する...

  • 日曜日の朝ジーンズに足を通すときにも、いちいち会社にいく自分を思い出したいのですか? その辺にあるワイシャツ適当に引きずり出して着てるけど。衣服の含意する政治思想...

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