2017-08-17

牛乳石鹸CM、見たいものしか見てない感想

牛乳石鹸ユーザーです。青を使ってます

というわけで、件のウェブCM見てみました。ちなみに見た時点ではどの批評感想も読んでないです。

で、見てみたのですが、あまりにも居心地の悪いCMでびっくりしました。

出社前に暗い顔でゴミ捨てに行くお父さん。そんなお父さんに、何かのもののついでのようにケーキやらプレゼントやらを頼むお母さん。お父さんをコマかなんかみたいにしか思ってなさそうなお母さんの姿をみて、この時点で相当居心地悪い。

で、子供ケーキプレゼントを持っているのに飲みに行ってしまうお父さん。これも見てて後の修羅場想像してしまい、陰鬱気持ちになる。お母さんもあれだけどお父さんもあれだな、って感じ。

で、想像通りお母さんは怒る怒る。で、お父さんはお風呂に逃げてしまう。

そしてお父さんはお風呂で、洗い流そうと一言風呂上がりのお父さんはお母さんに謝り、お母さんもなぜかそれだけで許してしまい、息子も招いて一家団欒が始まる。

……、いや、意味不明

どの登場人物共感すればいいのかわからなかったし、そもそもこれがイメージ広告として世に出てること自体に疑問がわく。

お父さんが自分自分の父を対比させているところも意味がわからなかった。

でも、中途半端でもある。お母さんは夫に対する思いやりも敬意も持ってなさそうなキャラで、この点ではお父さんに同情心が湧く。

けれども、だからと言ってお母さんとのコミュニケーションを諦めてしまっているお父さんにも、子供が拗ねているだけでしかない印象しか持てない。

主要登場人物の二人のどちらにも共感できないまま、お父さんは洗い流すという逃げの一手を打ちますます共感できなくなり、その逃げの一手でしかない謝罪で夫を許すお母さんの心情も全くわからなくなる。

そして最後にはこれの何がポジティブイメージ連想させるのかという点において広告としての価値すら行方不明になっていく。

見終わった後、呆然しました。

で、軽くこのCM批判記事擁護記事を見て回ってきて、どちらの派閥のいうこともそういう見方もできるという程度にはわかるものの、批判派の女性VS擁護派の男性のような構造になっているところは理解できない。

このCM男性女性どちらの心情にも寄り添えないのだから

というわけで個人的には、このCMはどうにも稚拙な作であり、これを使って男女論社会論などを語ろうとは思えない、というのが結論となります

でもそれとは関係なく、牛乳石鹸はいい品なのでこれからも使い続けるよ。

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