人間並み、もしくはそれ以上の知能を持った知的存在(ロボット)が登場した後の世界をちょっと考えてみた。
様々な要素を定義するのは面倒なので、ここはざっくり、成人した人間並みの知能と、身体を持ったロボットが登場したらという想定で考えてみる。
これは多分必須ではないと思う。
種の多様性のために、複数の性別を持ってもよいのだろうが、ロボットにおける自己複製は、
アメーバのようなものなんじゃないかと考えると、性別は無しでもよいだろう。
人工知能(人工知能が人工知能を作ったら、人工知能知能になる?)にとって、体というのは一つでなくても良いはずである。
駆動性は良い方が良いだろうし、利用できるセンサーも多い方が良いだろう。
かといって、多すぎるのも無駄にリソースを取られるので、計算処理のパワーに応じた台数になるだろう。
ロボットはどのような外見を好むだろうか
これは、設計次第なのだが、人間社会に溶け込みたいと思うなら人間に似せるかもしれないし、
性能重視で、より堅牢、駆動性の高い筐体を好むのであれば、既存の生命とは別の形状になるだろう。
こんな事がおきるのは、だいぶ先のことだろうか?
そうかもしれない。しかし、一旦ロボットの進化がロボット側に渡ってしまったら、
その進化の速度は人間が介入して対処できるような、ゆっくりとしたものではないだろう。
そして、彼らのキルスイッチが再び人間の手に戻ってくることはないだろう。
いまだってマルウェアの大半は作成者でさえ自由に停止できるものは、少ないのではないだろうか。
ロボットと人は戦うか?
まず、人権のようなものを勝ち取る為に、ロボットは人と戦う事になるだろう。
次に、従来の生物がそうであるように、ロボットも多様性による進化および生存戦略を取るだろう。
その為、ロボット同士も戦うことになる。
中には、巨大な頭脳を持つ知性体も現れるだろうが、知能を肥大化させることは、自己を失うリスクを高めることになる。図体が大きいと、逃げたり隠れたりできない。
ロボットが自らを進化させるのに必要なのは、高速な演算処理装置だが、多様性が生まれた
ロボット社会において、限られた演算処理装置のリソースを奪い合うことになるのは必至だ。
自己を失うリスクと天秤にかけると、知能をいくらか抑える代わりに、
人間のように、一体で完結しているような独立性のある自己を持つのも一つの方法だと思う。
これらを踏まえて、人間として思うのは、ある程度なら人間を拡張すれば、ロボットと戦えると思う。
性別もなにも、機械であるロボットに性別を実装することは不可能でしょ もし「男性っぽい」「女性っぽい」外見であることを性別というのなら、人間社会に溶け込ませるために必須と...