自分の場合、自炊ってコスパ悪いよねってよく言われてたし、自炊してるのは偉いともよくいわれてたし、別に料理をするのが好きなわけではないんだよね。
当然、居酒屋にいって飲むほうが好きだし、サイゼとかすき家で安価なものを食べるのもすき。
居酒屋なんかに行くと、激烈に美味しいものが食べれる時がある。
また食べたい、でも、同じのを頼むのは恥ずかしいし、周りも白けるだろうとか考えるわけ。
これが定番の唐揚げとかお造りならいいんだけど、「ささみとアボカドのレモンジュレ」ってのははっきりいって店主の気まぐれというか、それをメインで打ち出してるわけではない。
後日、1人で訪問して頼むって手段はあるけど、食べてる時に考えるのが「これなら自分でも似たようなのができるのではないか?」という考えだ。
家に帰ったらまず、レモンジュレの作り方を調べる。そうして、ささみは中は生だったから新鮮なのを買わなきゃならない。
そうやって完成させて食べると、まぁ、普通に数段は美味しくないのができて「やっぱプロは違うんやな」って思いながら何回も何回もトライする。
それで半月ぐらい同じのを作っては宅飲みするってのを繰り返す。
稀にめちゃくちゃうまく「店超えたな」ってのが出来るんだけど、そのめちゃくちゃうまくできた時と、数段美味しくない時のブレを少しづつ無くしていく。
そうして、君が一番好きだと言ってくれる「ささみとアボカドのレモンジュレ」が出来上がった。
もちろん、準備と後片付けが面倒くさいってのが一番の理由だとは思うけど、嫌な理由の中の一つに「やったことないし、うまくできない」ってのがあるとおもう。
でも、そんなのなんでも当たり前で、君が大好きなモンハンだって、初めて戦うモンスターならうまく討伐できないに決まってる。クックパッドは攻略サイトで、攻略サイトガン見プレイしても失敗はするでしょ。
自分も失敗が数え切れいないぐらいあった。ある日はハンバーグ作るつもりがつなぎが足りずに玉ねぎが丁寧に混ぜ込んであるひき肉炒めになったりもしたし、全然乳化が足りなくて塩味しかしないペペロンチーノなんて飽きるほど作った。
今、君の代わりに料理を作って「おいしい」って言ってもらってる。本当にうれしい。数々の失敗が今、君の「おいしい」に変わってるんだったら惨めな思いで食べたひき肉炒めも塩パスタも無駄ではなかったんだなって思う。
料理も勉強も運動もゲームも、全部一緒で、失敗してからそれを教訓にうまくなっていくと思う。
失敗してもいいから一歩勇気をもって作って欲しい。食べてまずくても全部食べるから。夫からアドバイスされるとウザいとは思うけど、基本的な事はアドバイスするから…
山田風太郎先生は結婚後すぐに奥さんを料理教室に放り込み、 いろんなお店につれていって美味しい物をたべさせ、 味を覚えさせ、家である程度似たような味の物を作って貰えるように...
旦那が洗濯してくれるんだけど、シミが付いてたりすると全部私にお願いしてくる。「俺じゃ無理だからお願い」って。 私だって分からないけど色々ググって経験積んでるだけなんだよ...
クソうぜえな ならお前が料理作れよ