って設定なので、考えてみると33歳だ
ちょうど俺と同い年
初出が2008年ごろのようで、当時大学院生だった俺はあのコピペを見て、「お前」側、つまりフリーターのほうになってしまう未来を恐れていたっけ
そして、語り手側の、いかにも真っ当そうな社会人になれることを切に願ったっけ
そして今、こいつらと同い年になって、改めてコピペを読んでみて、わかったことがある
この語り手は、会社でうまくいってない
下手すると彼女もいない
7,8年前の何者でもなかった俺は、表面通りの理解をして、イタイ妄想を語る旧友がすごく格好悪くてダサいような気がしていた
でも、今は、久々に会う旧友と安い店で飲んで、現実逃避したような話の内容に優しい言葉ひとつかけてやれないこいつの余裕のなさが格好悪く見える
そりゃあ、心配して厳しい言葉かけてハッパかけてやる気持ちもわからんではない
でも、こいつの言ってるのはそれじゃないだろ?
それにこのフリーターは、アカポス版みたいな人を見下した夢物語語ってるんじゃなくて、「金余ってしょうがねーんだ」しか言ってない
もう10年、「金余ってしょうがねーんだ」みたいな強がりしか言ってなくて、大口叩いているわけじゃないんだ
「体壊したんだろ?もっと安心できる業態はないの?正社員にはなれないの?」
くらい、言ってやったことはあるんだろうか
高い店行こうぜが言えないくらいそいつの経済状態が心配なら、美味いもの手に入ったから俺の家来いよ、って振舞ってやればいいんじゃないのか?
そんな友人らしいこともせず、不快に不快で返すような余裕のなさはなんだ?
お前こそ、正社員で金は不安ないのかもしれないが、人生うまくいってないだろ