今回は少年ジャンプ+
トガタのバックボーンに関しては、情報からすると色々な解釈できそうだ。
元は男だったけど何らかの理由で女性の体になった、或いは文字通り脳みそだけ女性の体に移されたのか(ただトガタは再生持ちだし、そんなことが可能かは微妙だけれども)。
人格だとか、魂だとかを入れ替える祝福とかあったりするんだろうか。
それとも長く生きていく過程で記憶のいくつかを忘却した結果、人格が再構成されたのか。
いずれにしろ明らかなのは、本作の一貫したテーマとして「演じる」という側面があるってことか。
メインの登場人物の何人かは、客観性だとか自身の理想を体現させようと「自分」を演じている(それが実際の所はどうであれ)。
場合によっては演じている本人ですらそれに飲み込まれて、自分が演じているのか何が本心なのか自覚がなくなってきている節があること。
このせいで主人公含めて登場人物たちのセリフは信頼しにくくなっていて、まあ叙述トリックというやつなのかな。
今回もさらっと三田のイケメン行動を描写して、そりゃ惚れるわなと思わせつつ。
というか覚えていすぎな上、妙に褒める。
三田にとって、一ノ瀬ってのはかなり特別な存在なのだろうかね。
感心したのは、一ノ瀬の行動を伊達が諌めている場面。
一ノ瀬とは別ベクトルから気にかけていることから、伊達と空勢の関係性が読み取れる。
興味深いのは、一ノ瀬の言動が軽薄だっていう側面を提示したことだよね。