・年若の友人が(特に求めてもいなかったのだが)アドバイスをくれた。露出度の高いコスチュームに身を包んだ女の子たちがサーブしてくれる店である。ちょいぽちゃの子が多いかな。悪くはないのだが期待してはならない。料理も普通だが、けっこう高いので頼み過ぎない方が良い。そんな助言を胸に刻んで臨んだ。
・セクシーな衣装の女の子たちが時折ダンス パフォーマンスを交えつつ、サーブしてくれる。テーブルごとに担当の子がつくらしい。ナプキンにサインして置いていってくれた。
・料理はけっこうボリュームがあって、軽く驚いた。味はまったく問題なくて、普通においしい。
・看板メニュー(と書いてある)チキンウィングは、初め大辛レベルを頼もうとしたのだが、担当についてくれた女の子が「本当に辛いから最初はレベルを落とした方が良い」と助言してくれた。そこで中辛レベルに抑えたのだが、それでもでもけっこうハードな辛さだった。味はこれまた全く問題ない。おいしい。
・価格設定も総じて納得のいく水準である。生ビールもカクテルもきちんとうまい。
・サービス チャージは総額の10%。いつも笑顔でサービス精神旺盛な女の子たち。二人で腹いっぱい食べて飲んで、締めて八千円台。納得のいく値段である。むしろ安い。
・早い時間帯は空いていたが、どんどんテーブルは埋まっていった。なかには女子会が行われている席もあった。喫煙席の方がにぎやかだったような印象がある。
・人気があるのも納得の、魅力あるお店であった。
(自分を見つめたことについて)
・ところで、僕は女の子の居る店にはあまり興味がない。キャバクラとか行きたいとも思わない。なぜなのか、我ながら謎だったのだが、不意に分かった。
・僕の身の回りに居る女性たちが魅力的なのだ。これが元凶である。
・妻も義理の妹も美人さんである。従姉に友人、仕事仲間の女性たちもかわいらしい人が多い。しかも知的でかしこかわいい。
・そんな彼女たちと、日常的に飲み交わす機会に恵まれているのである。ならば、わざわざ高い料金を払って初対面の女の子たちとぎごちない会話を重ねても、と思ってしまう。
・そういうことだったのだ。ひとつの謎が解けた。自分を見つめ直す機会をもくれる店、それがHootersなのだともいえる。
・今思い返しても、良いお店であった。上京した友人をもてなす夜などにはまた利用したい。