http://anond.hatelabo.jp/20160524012315
久々にはてなを開いてこれを読んで、やっぱり増田っていいなと思い、久しぶりに書きたくなった。
当方、今回の学歴論争のキッカケになったブログ主と同じ大学出身、男性。
学歴に関しては、色々言われるよ、やっぱり。
同じ大学を出た人と比べると給料の低い仕事に就いてるから、「もったいない」的なことを言われたこともある。
そういう言葉が気にならないといえば嘘になるけど、自分としては納得して職業選択してるので、楽しく生きてます。
むしろ大して中身もないのに出身大学言っただけで一目置いてくれる、っていう役得も同じくらい大きいと思う。
ハードル上げられるのは辛いところもあるけど、「やっぱり」とか「さすがだね」って言ってもらえるように頑張ってる。
「自分が決めたことなんだから、他人がとやかく言うことじゃない。そんな気にしないで好き勝手やればいいじゃない」
でも、いわゆる「学歴の逆差別」に悩む人は、こういう正論じゃ絶対に救われないんだよね。
俺の同期の話なんだけど、この「逆差別」に悩んだ結果、
某ネットワークビジネス(マルチと言われたりもする)にガッツリはまっちゃった人がいる。
そのはまったキッカケってのが、その同期が学歴の逆差別に悩んでた時に、
これは根の深い問題だと思ったよ。
その同期は勤めてる会社で出身大学で変に持ち上げられて、疎外感とか、孤独を感じてたんだ。
(その人の態度に依るところもあるかもしれないけど)
でも、そういう人ほど「出身大学」が自信になってて、心の拠り所でもあったりするんだよね。
救いを求めてそれを自ら投げ捨てて、余計に自信がなくなって、薄っぺらい人間関係に寄りかかる。
結局何ひとつ救われてない。
何でこんなこと書いたのかというと、元のブログが消えちゃってたから。
「ああ、このブログ主は救われなかったんだな」と思ってしまったから。
「じゃあ、どうすればいいんだよ」と言われると何も言えないし、
その同期に対して何かしようとも思わない。(割と冷たい人間なのです)
でも、ひとつ言いたいことは、学歴だけを特別な能力と思わないでほしいってこと。
俺は人に学歴のことを話すとき、「なんかのスポーツで全国大会に出た」くらいに考えてくれ、と言う。
その大学に入るために努力はしたし、部分的には人より秀でたところがあるかも知れないけど、何でもかんでも出来るわけじゃない。
ただ、こっちも「学歴を鼻にかける」わけじゃないけど、そう思われるような行動や発言を無意識にしてるとも思うんだよね。
そこはいつも気をつけてる。
というわけで、持ち上げるでもなく敵視するわけでもなく、「得意分野がひとつある」くらいに思って頂けると、お互い幸せなんじゃないかと思うよ。