2016-05-23

アイドルを一人の女性として見ないでアイドルとして扱ってくださいというツイートに、

擬似恋愛をウリにしておいて今更何を言っているというコメントがつき、それに対しセカンドレイプかというコメントがついている。

ここまで多くの事実誤認がある。

 

一部ブコメセカンドレイプ扱いしている「疑似恋愛をウリにしている癖に」という言葉は、

被害者女性に向けたものではなく、アイドルの元締めである芸能事務所プロデューサーに対しての言葉なのだろう。

 

しかしそれ以前に「アイドルが疑似恋愛をウリにしている」から「今回のような事件が起こった」というのは間違いである。

今回の事件被害者アイドルではなくミュージシャンであり、事件が起こったのもライブハウスのある施設敷地内で、握手会などではない。

大体アイドル暴漢に襲われる事件昭和からある。アイドルが身近になったか暴漢が増えたかというとそういうデータはないはずだ。

 

またアイドルアイドルとして扱ってくださいと言うが、自称ファンの男のtwitterを読めば男が「誠意が足りない」「ファン大事にしない」などと言っており、

「(被害者女性が)ファンに対して不誠実だった」と考えていることが分かる。

しろファンいるから成り立っている商売」とファン立場を誇大に解釈したことが原因だろう。

コンビニ店員に絡むクレーマーコンビニはみんなのものですと言っても引き下がるわけがない。

クレーマーコンビニ店員を社会怨嗟の吐け口にしているだけだ。

しかモンスタークレーマーに対して事務所など第三者で「お前は客ではない」と突き放すことは大事だろうと思う。

 

今回の事件では真っ当なアイドルファンもまた被害者だろう。

性犯罪が起こると犯人アニメを見ていたと報道されるように、被害者女性アイドルとして報道されている。

それに乗せられた外野にまで「オタク勘違いを利用している商売の癖に」と言われる。

こんなに簡単に乗せられるのには「アイドルはどうせ水商売」という見方があるからだ。

待ってましたとばかりにアイドル水商売であることを暴いた気になっている。

今回の事件オタク恋愛感情マネタイズにしたアイドルはどこにもいないのに。

一度立ち止まって考えてほしい。そのミソジニー事件を起こした自称ファンの男の心理とどれ程違うのか。

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