私の考えでは日本の学校における作文教育は文学に偏向している。
遠足についての作文は「どこに行って何をし、何を見たか」をどれほど正確に、簡潔に書けているかではなく、
書いた子供の、またはその仲間の心情の動きがどれだけ生き生きと描かれているかによって評価される。
<<中略>>
こういう作文教育もあって良いと思う。しかし私はその他に、正確に情報を伝え、筋道を立てて意見を述べる事を目的とする
作文の教育——つまり仕事の文書の文章表現の基礎となる教育——に学校がもっと力を入れるようにならなければならないと考える。
<<中略>>
実はこの種の作文教育は、欧米諸国は小学校段階から始まり、コミュニケーションの道具としての言葉の使い方を教える
米国で小学校用に編集された Patterns of Language (A~H) という8冊の言語技術の教科書がある。
10年程前、その中の一冊(E, 小学5年生用)を手にした私は、たまたま開いたページに
という二つの文がならび、その下に
と尋ねてあるのを見て衝撃を受けた。
その後に調べてみると、事実と意見の区別は米国の言語技術教育では繰り返して登場するもののようである。
Patterns of Language のD、小学4年用の巻には次の形ででている。
次に書いている事をお読みなさい。
どちらが事実の記述ですか。 事実とは何でしょう。事実と意見はどう違いますか。
事実と意見の例をあげてごらんなさい。次に書いてあるのはどれが事実でどれが意見ですか。
この種の見解、例えば1と5は問題を起こすことがあります。なぜでしょう。・・・
そして、このページのわきには
・とにかく学習指導要領解説読め。「話す聞く」「書く」「読む」で、それぞれ何をどう指導しろと丁寧に書いてる。ぶっちゃけ、それをちゃんとやるだけで終わるくらい書いてある。...
国語は漢字、作文、音読、語彙、読み取りといろいろやることがある 全体的にできるようにさせてあげるのがいいんだろうけど難しい そもそも俺の授業で子どもが本当に伸びてるのか分...
米国の教科書は参考にならないだろうか。 「理科系の作文技法」木下是雄 (p101-102)より抜粋 米国で小学校用に編集された Patterns of Language (A~H) という8冊の言語技術の今日箇所がある。...
意見と事実が綺麗に分離できるっていうのも、歪んだ世界観だと思う
まずは漢字を含めた語彙を増やさないとどうにもならんよ 英語といっしょ
anond:20150919202550 算数の文章題が理解できないだろ?状況が全く読み取れてない。並んでる数字を単元に合わせて計算式に代入してるだけだ。パターンを教えられてて、教科書の文例から...
文学においては採用される「文体」は行為者の「文化資本」を測るための指標である。「文体」には作家そのものが宿ると言われるように、たとえ平穏な日常を描出していても、卓越し...
4歳までに、専門職家庭の子どもなら自分に対して発せられた言葉を5000万語、聞く。労働者家庭の子どもは3000万語、福祉家庭の子どもは1200万語だった。すでに3歳の...
在宅リモートワークの増えた今ではもっと格差が広がってそう
「気持ちを想像しよう」は言い方が悪いだけで、それほど悪いものには見えないけど。 「その事象の背景を考えてみよう。どのようなシナリオが考えられるだろうか。」 「この人物の...
日本語の作文技術-朝日文庫-本多-勝一 だろう。
大人だったら、テレビ、youtube等の動画は最低限、ニュースは文字で っていうだけでだいぶ変わってくるはず。 ホワイトカラーでも大して文字読まない、ニュースは動画とパターンが普...
教科書、教材を電子書籍に変えろ。電子教科書には教えることや、聞かれそうなことを全部書き込んで驚くほど分厚くしてしまえ。それ自体Wikiにして、日本中の生徒がした質問と答えを...