自分の下にいる人間がうまく仕事を回せていない時に、ただ嘆いたりディスったり、「仕事なんだからやれよ!」などと言うばかりか、品質を上げろだの、理想とされるべき論を語ってみたりして、ウザがられている人がいるらしい。
下にいる人間がうまく回せていないのに、現実に即した解決方法を提示できず、言いたいことを言ってるだけの状況てのは、ハサミを上手に使えなくてキーキー言ってるだけの残念な園児そのものだなあ。。
と思ったんだけど。
視点の高度をもう少し上げると、こういう系の人は自分自身が「できろ」と言われて「できた」タイプなんだろうけど、「人をうまく使うことをできろ」と言われてもそれは出来ない。そうしたスキルを養う教育プログラムが存在しなかった(あるいはあったけど機能しなかった)。て話でもあって、「できろ」が上流から下流に流れていくという、美しい川の流れのような風景ですね。
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追記
なんかそこそこ反応があってうれしいっすね。
ブコメの指摘にあったとおり、「できろ」は下記で読んで状況を端的に表す良い言葉だなと思って使わせてもらいました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/060800143/091000013/
この記事が面白いのは、優秀な人間を採用してたっかい給料払って、「できろと言われてできるのが俺たちエナールアイィィィィィーーー!ミライソーハツゥゥゥゥーーー!!ヴォーーー!!!(デス声)」みたいなイメージ(違ったらゴメン)の組織であるNRIの人が書いたってところだと思うんだよね。
ブコメにもあった通り、「できろ」が最後に行きつくのは末端で、末端層はそれに応えるか死ぬかしかないのが現実だろうと思う。最上流層がこの問題を改善しようと思わない限りどうにもならないわけだけど、上流層は「できろ」という便利な手駒を捨てたくないだろうなあと思う。
誤解の無いように言っておくと、このエントリは件の「できろ」の人だけをディスっているわけではないっすよ(最初はディスってやろうと思って書き始めたけど)。彼は「できろ」の加害者であると同時に被害者でもあるんだよなあ。というところをフォーカスしたかったわけです。
タイトルを「バカもハサミも」にしたのは、"使う側の責任"というニュアンスが強まるかなと思ったから。あんまそれっぽくならなかったみたいで日本語難しいれす。
矛盾とか不幸とかそういうものはどんどん低いところに流れていくものだからな
出〜全方位論破気進無論点逸俺正奴〜
組織にはゆらぎがひつようなんですって あなたが天才集団の完璧に意思統一された効率的な職場にいたとしたら その職場はどんどん進化を余儀なくされてまるでパソコンのCPUの中身みた...
うむ。他人への指摘で抽象度高い発言連発するのは無能。 スポーツのコーチとかキホンに帰れ!みたいなん言うけど具体ゼロ発言は否定されない為の防衛機制はたらいてるんやろなぁと...
なんというかこの手の人に限って丸投げしてる気がするな。もしくは諦め? チャレンジ系がうざいのはそのとおりだけど、言ってることが正しいであろう前提なら、正しいんだろうよ。...
同じ給料で「できろ」でできちゃう人もいれば、「できろ」でできない人もいる。 「できろ」でできない人の給料を柔軟にさげれれば無茶言わないんだけどね。