ツイッターにおいて、望まれないリプライ・的外れなリプライは総じて「クソリプ」と呼ばれる。
ツイッターを含むネット界隈ではすでに人口に膾炙し、よく知られている言葉であるが
なにぶん「クソ」という上品とは言い難い単語が使われているため、ネット以外の場所では使うにはばかられる。
そこでこれを「リプライハラスメント」・「リプハラ」と改称してはどうだろうか。
たとえ内容が同じでも「クソリプについて研究をする」というより「リプハラ問題について研究する」とした方が
そうした研究の成果によっては、あなたがリプハラを受けなくなる日が来るかもしれない。
いまだ多くの人々にとって、マスコミは大きな情報源であり、信頼をされている。
リプハラというものがあり、それはこのようなものであるという周知がなされる意味は大きい。
自分の身を振り返ることのできる人々は、リプライボタンを押す前に一瞬考えるだろう。
「これはリプハラにならないか?」
この一瞬の自省が多くのリプハラを減らす。
ほとんどのリプハラは目にしたツイートに対し、反射的につぶやいているものだからだ。
もちろん、それでもリプハラをする者もいるだろうが、その総量は確実に減る。
「セクハラ」という言葉が知られるようになって、「セクハラ」は減っていっているのだから。
「あなたもリプハラをしているかもしれない!」と恐怖を煽る特集が雑誌に載るだろう。
「リプハラをする人間の脳はこうなっている!」と解説する新書が出るだろう。
人気講師はマスコミに呼ばれ、新たなセレブアイコンになるだろう。
リプハラ専門弁護士が生まれ、マスコミに呼ばれ、新たなセレブアイコンになるだろう。