奴隷の作り方は簡単だ。
「組織に依存するような人格を幼少期からじっくりと植えつける」だけでいい。
まず親世代に「親に感謝すべき。親は子供に感謝されるべき」という思想を植え付ける。
そしてすると親は我が子に対して「感謝しろ。感謝しろ」とうい態度で接するようになる。
子供が親に感謝していない態度を取れば親は不機嫌になり、感謝している態度を取れば上機嫌になる。
その幼児に今度は「夢も持て!持ってない奴はゴミだ!デカい夢を持て!」と洗脳する。
成長していくにつれてその夢を諦めた時、その夢があった場所には心の隙間が残る。
ビッグじゃない夢には価値がないと洗脳されているので、身の丈にあった人生の目標すら立てられなくなる。
そして小中学校にあがったら「人の役に立つ人間になれ!迷惑をかける奴はゴミだ!人の目を気にして生きろ!」と洗脳する。
自尊心にはポッカリ穴が空き、人生の目標すらない、そんな彼らの心の奥底にこの言葉が流れこむ。
この時期は反抗期と重なるため表面上この言葉は届いていないように見えるが、意識の深い所にしっかりとそれは根を張っていく。
ここでは「うまく行かなかったら自己責任。全部お前が悪い!」と洗脳する。
そして戦いに敗れブラックに辿り着いた連中は「そうか、俺が悪いのか」と運命を受け入れる。
こうして彼らは一度完全に壊れるまでその人生を日本経済を回すために消費していくのである。
だがこの時途中で出来損ないが生まれる。
社会の上流や中流にも行けず、下流で奴隷として生きることも出来ない失敗作、それがNEETである。
日本社会が率先して行っている奴隷量産政策によって自尊心を粉々に破壊されながらも奴隷としての首輪を授けられなかったもの。
ないしは、自身が奴隷にされかけていると気づくも上流中流へ行くことは叶わなかった人間がNEETとなる。
そのため彼らはレールの上しか歩くことが出来ない。