2015-06-11

ドームコンサートをする歌手が嫌い

ドームは、コンサートを見るにしては会場が大き過ぎる。マイケル・ジャクソン東京ドームコンサートに行ったことがあるが、もはや本人がそこにいるのかどうかも確認できない。アリーナ席にいる人間が全員がサクラをやって、影武者ステージに立っていてもばれない。

近年は工夫して、ステージドーム中央にしたり、本人がスタンド席の近くまで来てくれるようになったけど、それでもそのときだけで、あとはずーっとカメラで映したスクリーンを見ているばかりになる。ドームみたいな巨大な会場か、でなきゃ無名の人が1000人も入らない小さな会場でやっているか、という感じになっている。ふだんからファンクラブに入ってないとチケットが取れない。テレビで見ている歌手は、最後までテレビの中のままになった。いまは不景気時代なのに、どうしてオレみたいな、たまには歌手をナマで見たいと思うような者のために、歌手本人が確認できる距離感で、県民会館みたいな会場で、チケットを手に入れやすい感じでやってくれないのかな。クラシックコンサートは、当日席があるのが当たり前だよ。

コンサートに持ち歩く設備機材がバブル時代のままで、トラック数台分とかになってるんじゃないの。ドームコンサートですら、カラオケと一部ナマ楽器の組み合わせになってて、コストもかからないようになってるじゃん。県民会館でカラオケコンサートすれば、人員も少なくなってコストも減るはずだよね。クラシックコンサートに比べれば、圧倒的にコスト安。なのに何でいつもコンサートチケットは品薄状態のままなんだろうな。売れなくなって昔の人になってから見てもしょうがないんだから

ちなみに、クラシックコンサートは、単独で黒字になるものがあまりない。経費の多くをスポンサーが出してくれている。コンサート看板に『▲▲プレゼンツ』と企業名が書いてある。チケット収入コンサートの経費の半分くらいだろうか。だからチケット売り切れ状態にして、コンサート供給不足状態にしなくてもいい。ポップス業界興行人は、観客と演者が近くなるための仕組みづくりには取り組んでいないか、取り組んでいてもあまり成功はしていないように感じる。

コンサート見るほうが買主で、興行するほうが売主とか企業で、トラックバックコメントアドバイスを見ると、売主や企業立場にそってコメントしているのも何だか変だと思うよ。服でも食べ物でもクルマでもなんでもいいが、売っている企業立場を重んじててどうする?みたいに思うんだよね。あいつらに儲けさせてやるべきだというテイストコメントって、なんか意味あるかな

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