はてなが戦火に覆われるようになったのは、不満がくすぶる第三次はてな大戦からの必然的な流れであり、開戦は避けられようがなかったということは誰しもが認める事実である。ただし、その引き金というのが男女の揉め事というのは娑婆世界的で品がないとも言えるが、概ねありきたりなことが発端となるものである。また誰も予想していなかったが、この戦いは思わぬ効果をはてな運営にもたらすこととなった。
開戦の火蓋となったのはある恋愛騒動であった。この騒動のどちらに立つのか、はてな民は真っ二つに別れた。まず、はてなアイドルが先頭に立ちメンヘライテンド(青)を結成。カリスマが立ち上がったことで、はてな女子の支持を一挙に集めた。
青い勢力結成に恐れをなしたモヒカン族はコレクタンス(緑)を立ち上げて対抗。正しさと秩序あるはてなをキャッチフレーズに、古参ユーザーや久谷女子などの面々が参加した。自分語りをするメンヘライテンドに対して、マズローの欲求5段階説を毎日のように啓蒙し、自分の心と対峙して調和する必要性を訴えた。
両者の戦いはB!クマガールズやはてサをも巻き込み、はてな史上最悪のバトルとなったが、これによってカラースターガチャがおもしろいように売れるようになった。争いが激化するにつれ青スターと緑スターだけではなくパープルスターまでもが大量投入され、誰もノーマルスターを使わなくなった。
いつしかはてなブックマークには、青いスターばかりが目立つ「コレクタンスの馬鹿ども」といったエントリーや、緑のスターで埋め尽くされた「病院送りにすべきメンヘライテンドのリスト」といった内輪向けのエントリーが並ぶようになり、かつてのように多様な空間ではなくなってしまった。大喜利で有名なブックマーカーのアイコンも所属する陣営に配慮して、綾波レイ、さやか、イカ娘など特定のキャラに偏ってしまうようになった。
一方、鳴かず飛ばずだったはてなは爆発的な利益を上げて最高益を達成。スマホ向けアプリ「はてな王国」は中高生にも大ヒットとなり、IT企業として大逆転を果たした。
おちゅーんもめめもこうもりも、マジでどうでもいいよ。もうID同士の罵り合い専用増田作ってくれよ。あと釣り用の増田も、釣師どもは最近釣りしすぎだろ。一週間3作品までにしろよ...